【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「新風シリコンバレー:非同期ツールの効用」から
2023/10/27
2023.10.24 日経産業新聞の記事「新風シリコンバレー:非同期ツールの効用」から
Loom、ZoomそしてRoom
コラムの著者 ロッシェル・カップ氏(ジャパン・インターカルチュラル・コンサルティング社長)は、多くのビジネスパーソンが嫌う会議について考察し、シリコンバレーの企業で進んでいる仕事の非同期化について述べている。
◯即答を期待したい効果は自らの計画を立てやすくする
カップ氏によれば、会議は回数も多く、スケジュールを立てるにも難しい。会議室を探すのも至難の業。オンラインであれば画面を長時間見続けることで「ズーム疲労」を引き起こしてしまうという。シリコンバレーの企業では、非同期で仕事をすることで会議の必要性を減らそうとしている。
リアルタイムで行われる同期コミュニケーションとは対照的で、非同期コミニュケーションでは自分が主体となってスケジュール管理でき、メッセージの送受信もできる。電子メールは代表的な非同期コミュニケーションであるが、タスク管理アプリでのメモやボイスメッセージもこれに当たる。さらに進んで非同期の仕事をビデオメッセージでサポートすることもあるという。
Loomはビデオメッセージのスタンドアロンで動くツールで、SlackのClips機能やDropboxのCapture機能を使って、短いビデオメッセージを素早く簡単に録画・共有することもできるという。これらの非同期ツールは画面上と録画者の顔を同時に録画できるため、チームメンバで共有されていない情報やタスク、アイデアを素早く説明できる。プロジェクトやドキュメントにフィードバックを与えるようなタスクに特に役立つ。
コミュニケーションの98%が非言語的な社会的合図に依存しているという研究結果もあり、対面でのコミュニケーションを諦めるのも勿体無い。そこで、非同期ビデオはこのような要求のスウィートスポットに当たったようだ。一部のVCでは、「Loom、Zoom、Room」と呼んで説明者がLoomでプレゼンし、Zoomで意見交換、最後はRoomで対面で会議を行うという。管理職も非同期の方が効率が良いとの感触もあり、社員は自分の時間の使い方をより管理できるようになって生産性が向上できるという。非同期は基本的に、すぐに返事が返ってくるという期待をしないこともあって、自分の計画を立てやすくなるという効果もある。🔍👚👔💬👩👦💵📶📈💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏🌏💡🔎🇰🇷🇺🇸🇯🇵