【ヒット商品のネタ出しの会】日本経済新聞の記事「社説:AIが殺傷決める兵器に世界で歯止めを」から
2024/09/02
2024.8.30 日本経済新聞の記事「社説:AIが殺傷決める兵器に世界で歯止めを」から
自律型致死兵器システム(LAWS)の恐怖
社説によれば、AIを使った兵器が実戦で使用される例が増えてきているという。さらに進んで、人間が関与せず、AIの判断のみで人命を奪う自律型の兵器として使われる恐れがあるという。これに対しては容認できない。社説は、国際社会がその開発や利用に歯止めが必要であると主張している。
○規制を巡る立場は各国で隔たりがある
社説によると、すでにイスラエル軍がパレスチナ自治区ガザへの空爆目標の選定にAIを使っているという。無関係の民間人が多くの巻き添えになったとも報じられているという。AI頼みが過剰な攻撃をもたらす懸念が拭えない。
ロシアの侵略を受けたウクライナは、反撃に対してAIを搭載したドローン(無人機)を投入しているという。ロシアの石油施設への攻撃に使われたとの報道もある。
AIのレベルもさらに進んで自律型致死兵器システム(LAWS)と呼ばれるものが注目されているという。人が介在せずともAI自ら判断して、人を攻撃する兵器を指す。人を殺すかどうかの最終決定が完全にAI任せとなる。この兵器は、火薬、核兵器に続く軍事面の「第3の革命」とも言われている。
国連のグテレス事務総長は「機械が自律的に人間を標的にすることをは越えてはならない一線である」と警告し、2026年までに法的拘束力のある規制をつくるように各国に呼びかけている。日本政府は国連が提出した見解で、LAWSの自国の開発を否定した。
規制を巡る各国の立場に隔たりがあり、国連総会は昨年末に「対応が急務」とする決議を採択したものの、ロシアなどが反対し、中国は棄権した。またLAWSの定義さえも合意に至っていない。まず米中ロを含むすべての軍事大国が参画して実効性のある議論を進める必要がある。人口減で防衛の担い手が難しくなる社会では、その巧拙が問われている。🔫🛫🗼🧠💻💬⚡️🏙️💡🏗🚚📈🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌏🇯🇵🇺🇸🇨🇳🇷🇺🇮🇱🇺🇦
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