利用例

【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:自然エネルギー、EV連携が活用のカギ」から

2022.8.3   日経産業新聞の記事「TechnoSalon:自然エネルギー、EV連携が活用のカギ」から

夏の電力供給のピークも再生可能エネルギーの出現で変化

 コラムの著者 円山 重直氏(八戸工業高等専門学校長)は、今年の夏の電力供給が厳しい状況は今までの東日本大震災以前とは異なっているという。

◯太陽光発電がお天気次第で余剰電力をどうするかが課題

 円山氏によれば、電力各社は管轄地域の最大電力需要を予測して発電所などの設備の整備をしている。東日本大震災以前は、その需要のピークが真夏の正午ごろであったという。

震災後、大きく変わったのは、太陽光発電が急速に普及したことで、真夏の昼間は、晴れていれば太陽光発電の発電量が多いので火力発電所は発電を絞ったり、プラントを休止させるという。逆にピークは、正午からズレて太陽光が少なくなる17時から20時が節電要請の対象時間なってきている。

国内の太陽光発電は年間発電量の約8%を賄うまでに成長した。国際エネルギー機関(IEA)によると、日本の太陽光発電容量は中国が1位で、2位が米国、そして3位となっているという。これからも太陽光発電は増加し、さらに風力発電も増えるという。

大震災前までは原子力発電が日本の基幹電力であった。深夜に電力が余るために、深夜帯向けの電力料金が安価に設定されていた。逆に昼間は高い。これからは再生可能エネルギーなどが普及した段階では、夜間電力料金のような設定があっても良いのではないかと円山氏は提唱している。EVなども絡めると、余剰電力を使ってEVを充電し、格安で販売するといったプランも考えられる。電力供給の平準化にも役立つのではないか。📊⚡️💡😷🌍🤖💻🧠🍞🎓✏️🏙🌾🍓😅🏃‍♀️🏠😷🦠❄️🍅📖🔎⚡🌍happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「SmartTimes:『再考すること』のススメ」から

2022.7.29   日経産業新聞の記事「SmartTimes:『再考すること』のススメ」から

自分の当たり前を再考すれば時代の変化に適応できる

コラムの著者 柴田 励司氏(インディゴブルー会長)は、コロナ禍で当たり前のことが当たり前でなくなり、不自由であったが諸事を再考する良い機会だったという。

○ ペンシルベニア大学教授のアダム・グラント氏著「THINK AGAIN」の一節から

 柴田氏によれば、再考で最もわかりやすい事例はオフィスの在り方だという。会社=「あうやしろ」と書くくらいであるから出勤して仕事をするのが「当たり前」であった。だが、コロナ禍で仕事はどこでもできる時代となった。オフィスの役割は、今やネットワーキング(人脈作り)と知的創造の場と変わった。

さらに民主主義の大原則である多数決。デジタル化の進化の恩恵が社会に行き渡らない。どうも変化を恐れるのは人間の本能かもしれないが、新たなことに挑戦しない保守派が多数を占めるのは自然とも言える。多数決で意思決定をしていると新しいことが永遠に進まない。

日本の少子高齢化の影響もある。2022年度版高齢社会白書によると、65歳以上の高齢化率は28.9%で、多数決で物事を決めていると高齢者対策ばかりになってしまう。日本国の意思決定のあり方も再考が必要だと柴田氏は語っている。議院内閣制も進化させて、議員を年代ごとに等しい人数にしてはどうかと提案している。

再考は、人間が多くを直感で判断し、その後の正しさを合理的に説明するために理屈づけをしている。この直感は過去の経験、学習によって養われた感覚である。変化の速い未来では、過去の学びが未来のおいても有効かどうかも今は怪しい。足を止めては再考し、自分の直感との差異をズレを補正することになる。自分の周辺の「当たり前」を再考し、時代の変化に適応しなければならない。再考に年齢は無関係である。📱🩺🏥👩👨🚘🚗📶🩺📈😷💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:『選択と集中』より『集中と選択』、強み掛け合わせ、もり立てる」から 

2022.7.29  日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:『選択と集中』より『集中と選択』、強み掛け合わせ、もり立てる」から

切り捨てからもり立てへ発想を転換

 コラムの著者 関沢 英彦氏(発想コンサルタント)によれば、経済の停滞要因が多い現状で、企業・大学・地域などは持てる資源を特定の分野に集約して生き残りを図る「選択と集中」をおこなっているが、逆に「集中と選択」ではないかと提案している。

◯縦割りを壁を取り払って、各部門の価値を再定義し掛け算でイノベーションを目指す

 関沢氏は、「選択と集中」と「集中と選択」では時間系列が異なるだけでなく、事業性を見る場合の発想の違いがあることを指摘している。

つまり、「選択と集中」は結果として集中した分野が成長することを望むが現状維持さえも難しい状況になるという。例えれば、縦割り体制の中、既存の一部を剪定するだけで、残した部分は旧態依然でイノベーションが起こらないという。

では、「集中と選択」はどうか。「集中」といっても組織を拙速に統合するのではなく、縦割りの壁を取り払って、全体的視点から、企業・大学・地域などの価値を再定義することだという。各分野の強みを掛け合わせてイノベーションを起こすことを目指すものであるという。

縮む時代にサバイバルする方法は、「選択と集中」は切り捨て型、「集中と選択」はもり立て型だと関沢氏は語っている。前者は冷徹な数字による裁断が必要であるが、後者は、全分野から逸材を集めて、既存の体制から切り離して、数ヶ月の「創造的な没入感」を体感することでイノベーションを促すという。切り捨てから脱却して、もり立てで活力を得てはどうか。📖🖋🏫🎩📕👩✋⛑🕠💪🏃‍♀️📺📶💺💻🏠👧👩😷🦠❤️🌍happy01🌎🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「SmartTimes:DX時代のお墓と供養」から

2022.7.20   日経産業新聞の記事「SmartTimes:DX時代のお墓と供養」から

死後のお墓=WEBという考え

コラムの著者 久米 信行氏(iU情報経営イノベーション専門職大学教授)は、多摩大学全副学長 久恒啓一氏のDX時代の墓という発想に驚き、その内容を語っている。

○ 御霊前の代わりに寄付でWEBを維持

 久米氏によれば、久恒氏作の「久恒啓一図解WEB」は図解の達人であった同氏の「ライフワーク曼荼羅」になっていて、「私の履歴書」にもなっているという。WEBからさらに進化させてDX時代のお墓にすると聞いて久米氏は驚いた。確かに図解WEBは同氏の生きた証が分類整理されて保存、いつでもどこでもお参りできる。親族のみならず教え子や関係者も生前に気付かなかった深い学びも得られるという。

さらに、久米氏のアイデアでは以下のようなことも考えられる:

  • 葬儀の時が来れば、生前から発行されるメールマガジンで告知される。
  • 多くの親しい人が故人を忍ぶ弔辞をアップロードし、保存される。多くの人に弔辞が共有される。
  • 死後のお墓=WEBの維持費は、ご霊前代わりに寄付を集めて賄われる。
  • 定期法要の際には、故人が生前に縁者に贈りたいメッセージを選んでおき配信できる。
  • 感激した旧来の縁者や、死後にWEBに登録した新縁者が、少額の寄付をすることで永代供養もできる。

と考えて、久米氏は自分でDX時代のお墓をつくるサポート業をしたいという。久恒氏のように図解が得意な人は稀だから、生前の写真や投稿したSNSの記事などを整理していくようなこともできる。最初は対話しながらお墓の基礎設計をしてくれるプロが必要だろう。これまでの職歴や趣味歴、蓄積したきたコンテンツの種類を見て、図解WEBの表紙と分類棚を設計。クラウド上のサーバー(霊園)にお墓を建築。過去の資料や記録を納骨=格納していくのだという。さらに日常のSNSの投稿やログを自動的に同期して、タグ付けで分類できるようになれば便利であろう。📱🩺🏥👩👨🚘🚗📶🩺📈😷💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:揚水発電所は日本の宝」から

2022.7.22  日経産業新聞の記事「眼光紙背:揚水発電所は日本の宝」から

揚水発電は原発増設時代の昼夜電力平準化の裏方

発電所には水力発電所から液化天然ガス(LNG)火力発電所、太陽光発電所などがあるが、一般人に目に留まることのない発電所が揚水発電所である。コラムの著者によれば、国内で44ヶ所、合計2755万キロワットの能力があり世界トップで、その活用について語っている。

○最近の電力危機でも活躍

 コラムの著者によれば、揚水発電所の原理は、水力発電所と変わらないという。平地と山地に池を設け、下の池から上の池に発電機の機能を逆に使ってポンプとして働かせ水を汲み上げる。電力が必要な時は水力発電所と同様に上の池から水を落として発電機を回し、発電する。わざわざ水を汲むあげることに疑問を持つ人もいるが、要は電力は発生と消費が同時であるので、電気が余剰になった時、揚水発電で電気エネルギーを位置エネルギーに変換し蓄電池の同じ役割を担う。汲み上げるポンプのモーター(発電機)が水を逆に流せば発電機になることを利用している。

日本は有数の揚水発電所の国で、山がちの地形を巧みに利用している。また原子力発電所が増設された時代、夜間の余剰電力を有効に利用できることから活用されてきた。今は、揚水発電所は日中の太陽光発電の余剰電力を使って、水を上の池に汲み上げ、電力需要が増えればすかさず、発電に切り替え、電力危機を回避する救世主となっている。ただ、需要が大きく、池の水が足らない場合、LNG火力などを利用して夜間に汲み上げる。

コラムの著者によれば、原子力発電所と揚水発電所の理想的な組み合わせを本来の用途に戻せば、地球温暖化対策と電力需給の緩和の黄金律であることは今も変わらないという。⚡️💡🖼📖🎥📈🎒💴📞🚗🚀⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🗒🌏🇯🇵