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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「トレンド語り:スマートリモコン、脱炭素と利便性を両立」から 

2023.10.25  日経産業新聞の記事「トレンド語り:スマートリモコン、脱炭素と利便性を両立」から

家庭をエネルギーの調整弁に

コラムの著者 中村 泰子氏(ブームプランニング代表)が紹介するのは、Nature (横浜市)が手掛ける「Nature Remo」シリーズで壁などに設置して使い、赤外線リモコンに対応した家電であればメーカーや型番、年式に関係なく1つのスマートフォンで扱えるものである。これを脱炭素対策と利便性の向上という点で考察している。

◯電力会社は大きな電力網、消費者は家庭内の電力を分業で

 中村氏によれば、本製品はこれまで累計60万台超を販売し、7月4日には機能を絞り込んだ小型版も発売している。上位モデルは温度・湿度・照度などのセンサーを搭載し、条件を設定して家電を自動操作することもでき、省電力にもつながるという。

コンセントに挿すだけで家庭内の電気使用量をモニターできる「Nature Remo E」も販売している。

同社社長は「日本の脱炭素化は欧米のように家庭をエネルギーの調整弁として活用することが不可欠」だと述べている。電力会社は大きな電力網、消費者は家庭内の電力を管理する分業制に移行することで、電力供給を最適化することだという。その家庭の電力管理の一翼を担うのが同社の製品だという。

利点は省エネルギーだけに止まらず、身体の不自由な人向けにも活用してもらってもいる。自然との共生と便利で快適な生活の両立を同社は創業のテーマとして取り組んでいる。💻📳🍂🥻👔💡🚕🥬🥕🍞🐱📶📺🦠😷🍲🍵🏢📶🏢💡⚡️🌏happy01📂🌍🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:機能性表示食品、おいしいことが大前提」から 

2023.10.27  日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:機能性表示食品、おいしいことが大前提」から

機能性だけで推すのではなく健康に良いを「おいしく」実現

コラムの著者 高岡 美佳氏(立教大学経営学部教授)が紹介しているのは、今年10月、キリンビバレッジとファンケルが共同開発した「キリンXファンケル カロリミット ブレンド茶」で、糖と脂肪の吸収を抑制するデキストリンを配合した無糖茶飲料である。高岡教授はそのマーケティングについて考察している。

◯約1年の開発期間

 高岡教授によれば、カロリミットはファンケルが製造するサプリメント向けのブランド名で、「おいしく幸せに食べたい気持ち」をサポートすることがコンセプトになっているという。すでに累計8000万個以上販売している。

ファンケルの購買層約3万人に実施した調査によると、健康のために日常的にサプリメントや健康食品を摂取している人は国内全体の3割程度だという。健康志向でのニーズは年々高まっており、今回の共同開発で、より多くの「おいしく幸せに食べたい気持ち」をサポートする。

開発は約1年。両社から数人ずつのプロジェクトチームで開発を行い、機能性表示食品だからといって健康に良いという機能面だけでなく、健康に良いというプラスαでさらに、「おいしい」お茶を追求したという。開発は簡単ではなく、カフェインを含有する緑茶の茶葉を使わずにはと麦・米・とうもろこしといった穀物原料だけでコクや旨み、どんな料理にもあう飲みやすさと後味のスッキリ感をだすことに苦労したという。焙煎方法とブレンド方法を何度も見直し、発売日ギリギリまで調整したという。両社の新しい挑戦を見守っていきたいと高岡教授は語っている。🍵🧃👧👦📗🔉🚚☕️🍮🖥🍶😷🦠🏢🗒🏪🏢💡🔎⚡️happy01🌏🏡👝📦🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「Smart Times:『ドロップイン事業』広める」から

2023.10.11  日経産業新聞の記事「Smart Times:『ドロップイン事業』広める」から

認知度向上が現時点の課題

コラムの著者 田中 勇一氏(公益資本主義推進協議会 副会長)は、波乱万丈な人生を送り、公益資本主義推進協議会でも事業性が評価されたアーニスト執行役員部長内山大輔さんの事例を紹介している。

○ルームエアコンのフロンとCO2を削減、電気効率も上げる「ドロップイン事業」

田中氏によれば、とにかくやってみることをモットーにキャリアを切り開いていった内山氏は、高校球児であったが挫折し、その時に知り合った人から「世の中のために何ができるか」「周りの人を幸せにするにはどうすれば良いか」を行動規範としてきたという。

内山氏の社会人として最初の仕事は、食品販売の仕事であった。どうやったらお客さまが興味を持ち、買ってくれるのかを、試食出しから模索して販売していった。多くの努力の結果、九州地区で1番の売上高を達成した。その後自らも芸能事務所を立ち上げたが、新型コロナウイルス禍で頓挫。そこで社会環境に左右されず、世の中に役立つ事業を探索していった。その中で中小企業の現場ではどこにいっても電気代の高騰、地方自治体ではCO2の削減の対策に困っていることに気付いた。この両者を解決するドロップイン事業に出会う。これこそ内山氏は人生をかけて取り組む事業だと確信し、知人のアーニストの浜社長に提案、相談した。今では地方自治体や大企業の実績も出始め、事業拡大も見えてきた。この事業が公益資本主義推進協議会でも、何よりも地球環境のためになり、CO2削減、さらに節電につながることから事業性が高いと評価した。現在の課題は「ドロップイン事業」の知名度と内容の認知が低いことであるという。いまは、「ドロップイン事業」の認知度向上を目指している。💬⚡️🏙️💡🏗🚚📈🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍happy01🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「西川英彦の目:デザインへの生成AI活用、評価選定の自動化も不可欠」から

2023.10.13  日経産業新聞の記事「西川英彦の目:デザインへの生成AI活用、評価選定の自動化も不可欠」から

効率化とデザイナーの創造性に影響を与える

コラムの著者 西川 英彦氏(法政大学経営学部教授)は、生成AIによる業務プロセスの改善とそこから生まれる創造性の拡大について有用なケースとしてパッケージデザイン会社のプラグ(東京・千代田区)を紹介してその効果を示している。

◯将来は外部とのプロセスの改善にも

西川教授によれば、伝統的にこれまでパッケージデザインの選択は3〜4案から1案への絞り込みを、消費者アンケートで決めるか、調査せずに決めるかであるという。前者による場合、選定者の主観が入り込み、良案が排除される可能性もあった。このような課題に対して、プラグはAIを活用して、選択のプロセスを大幅に改善したという。デザイン案をアップロードするだけで、好感度、ヒートマップ、「おいしそう」や「高級感」といった官能要素までも約10秒で表示される。AIが約1万のパッケージ画像に関する約1千万人の学習データを基に評価を予測する。これによって時間とコストの削減につながっている。

評価選定だけでなく、同社は2021年からAIによるデザイン生成のサービスも開始した。複数のデザイン案の画像をアップロードすると、AIがパーツを組み替え、デザイン案を生成する。約1時間で1000案が生まれ、評価予測も出てくる。

さらに同社は、商品デザイン用画像生成AIの試験運用を今年から始めた。利用は次のような流れである。

  • 商品コンセプトなどのテキストを入力
  • 多数のデザイン案をAIが生成
  • このデザイン案を基にデザインの方針を決める
  • デザイナーが案を作成する
  • これをAIが評価して、案を絞り込む

これらを何度か繰り返し、商品パッケージのデザインを作成する。すでに、「お〜いお茶 カテキン緑茶」で利用され、開発期間が大幅に短縮できたという。重要なのは生成AIの有効活用に生成と評価予測をセットにしていることだという。効率化だけでなく、デザイナーの創造性に影響を与えるツールであることがわかる。

今後は、言葉で伝えにくいイメージをこのツールを使って社外のデザイナーと共有し、外部とのプロセス改善にも繋げるという。💻🫙💡🔧🛠️📱🍟🏥📷💻🍺🦠🎓🏢📈🔎⚡️🌍happy01📶👦👧💡🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「いいモノ語り:なんでもごたれ、18歳の自立にこの1本」から

2023.10.11  日経産業新聞の記事「いいモノ語り:なんでもごたれ、18歳の自立にこの1本」から

男子厨房に入る時代にフィットしたもの

コラムの著者 岩永 嘉弘氏(日本ネーミング協会会長)は、カナダの海外留学している自分の孫の悩みで料理の味付けと聞き、勉強以前に料理が大問題という。さてその解決には?

○自立自炊が欧州では当然の習慣?!

 岩永氏の孫によれば、「自炊は僕だけじゃないよ、あっちでは18歳になると、みんな家を出て自立するから自炊は当たり前なんだ。男子も女子も料理がたいへん」とのこと。勉強の前に料理が大問題となる。男子も女子も自立生活をすることは、ヨーロッパ諸国、カナダ、米国では当然の習慣だという。料理は誰でも平等に降りかかってくる人生課題の1つになるというわけだ。

日本でも男女平等に料理を担当ということはすでに18歳で家を出る時というわけでもなくなっており、男性の育児休業制度の実現など男女の役割分担は平等化している。すでに「男子厨房に入らず」というセリフが罷り通ったのは遠い過去となっている。男子も料理をするのは当たり前となっている。

ところで、コラムの著者、岩永氏も今日は料理の担当。スーパーマーケットで買い物を済ませ、いろいろ買い揃えたが、一体どんな味付けにすれば良いのか。と孫の悩みと同じである。スマホ片手に検索すると、ハンバーグ?肉じゃが?魚の照り焼き?ほうれん草の胡麻和え?鯖の煮付け?きんぴらごぼう?かぼちゃの煮付け?と考えたが、「どれをどう味付ければいいのか?」と頭を抱えたという。

そんなときの救世主!トキワ(兵庫県香美町)発売の「なんでもごたれ」の登場である。製品説明には「炒め物や照り焼き、煮物から和物まで何でも作れる、万能調味料」とある。まさに「男子厨房に入る時代の」の救世主である。🍽️🍳🐏📚📗🖥👧👦🛌🏢🕛📈🏢💡⚡️🌍happy01🌳🇯🇵🇨🇦