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【ヒット商品】ネタ出しの会 日本経済新聞の記事「あすへの話題:外国人の発言力」から

2024.5.20  日本経済新聞の記事「あすへの話題:外国人の発言力」から

黒船襲来以後、未だに外国人の発言力は日本社会に影響大

コラムの著者 貝沼 由久氏(ミネベアミツミ会長CEO)によれば、米テスラのイーロン・マスク氏は新型コロナウイルス禍明け近くで、全社員に出社して業務をするように命じた。この行動を見てか日本企業でも在宅勤務から出社に動いたところも多い。また過去の話だが、ウォーレン・バフェット氏の発言力も大きかったと貝沼氏は語る。日本企業でも「選択と集中」と言って極端な本業偏重に陥った。

○イーロン・マスク氏とウォーレン・バフェット氏の発言力

貝沼氏によれば黒船襲来以来、日本の社会ではどうも外国人の発言の影響が多いと感じるという。さきの、マスク氏の場合は、新型コロナウイルスの感染拡大のような非常事態には確かに出社は控えるべきだが、その影響が小さくなると、出社して、オンラインでは進まないシナジーが期待できるという。多種多様な交流を通じてシナジーを発現できる共通の空間は、企業の価値創造にも非常に重要である。

テスラが体現する集中力や構想力は、全員出社による社員間の共有がもたらしたものだろう。貝沼氏は、マスク氏に強力な援護射撃をいただいたと思っている。

一方、バフェット氏の考えにそった多角化経営の株価は割り引かれるという考え方(コングロマリット・ディスカウント)が今でも根強い。だが、貝沼氏はこの考えに反対であるという。実際、ミネベアミツミは様々な部品を製造・販売しているが、各事業間にシナジーがあり、複数の事業を手掛ける方が経営が安定するし、成長分野に経営資源を振り向ければ、成長性が見込めるからである。

このように外国人の発言は、正負の何にも日本企業に影響を与えている。👩‍⚖️🧑‍⚖️🎓🏙️📃🏙️💬⚡️🏙️💡🏗🚚📈🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍happy01🇯🇵🇺🇸


【ヒット商品】ネタ出しの会 日本経済新聞の記事「教育進化論、デジタルの大波:AI理解、教員の責任」から

2024.5.21  日本経済新聞の記事「教育進化論、デジタルの大波:AI理解、教員の責任」から

人間の活動の多くにAIが入り込んでいる時の大学の役割は

コラムの著者 クリストファー・スタッブス氏(米ハーバード大学教授)は米ハーバード大学の科学教育を統括する役割を担っているが、教育にデジタル化の大きな変革の波、特に生成AIが入ってきて教員にも生成Aiへの理解を深まる必要があると指摘している。

○教員も含め誰もが初めて学ぶAI

スタッブス教授が訴えるのは教員は生成AIへの理解を深めないといけないという。その背景に学生は今後この技術の進化に巻き込まれ、否応なしに性格の多くの場面でAIが入り込んでいくと考えられるからであるという。その場合、大学がなすべきことは、

  • 学生にAIの適切な使い方を教えること
  • AIを使って学生がより速く、よく学ぶことを助けること

にあるという。米ハーバード大学では多くの教員が実践を進めていると、スタッブス教授は語る。同教授自身も学生にAIを使って論文を書かせる授業を始めたという。ただし、AIは書く内容を整理し、大枠を示す機能に使い、論文自体を書かせる機能は持たせていないという。

AIを使うことに対する学習効果を比較実験で分析しているが、AIを使った学生の方が今日勢への取り組みが前向きになるとの傾向が見られた。ただ、どれほど有用なのかはまだまだ初期段階であり結論は出ていないと、スタッブス教授は説明している。さらに、AIの利用に対する負の側面もある。AIは確かに問題を解く近道のように見える。だが、問題を解く際の理解ではないという。そのために授業でコンピュータを使わずに試験問題を解かせるようにしているという。

まだまだ初期段階で、教員も誰でもその体験は初めてであるので、学びを得た後に理解を深める責任が教員にはあるとスタッブス教授は指摘する。⚡️📕✈️👝🚗✒️📕🧑‍⚖️👩👨💬📻⚡️🏙️💡🏗🚚📈🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍happy01🇯🇵🇺🇸


【ヒット商品】ネタ出しの会 日本経済新聞の記事「池上彰の大岡山通信、若者たちへ(357):新入生諸君へ、良い問いを立て、考えよう」から

2024.5.15  日本経済新聞の記事「池上彰の大岡山通信、若者たちへ(357):新入生諸君へ、良い問いを立て、考えよう」から

大学入試では求められる答えを忖度する力が制した

池上 彰氏(東京工業大学教授)は拠点である東京工業大学大岡山キャンパスで新入生向けの講演を行ったが、それを全国の大学新入生に向けてのメッセージとして本コラムでその内容を述べている。

○「知っているという学び」と「考え抜いて習得した学び」は全く異なる

池上教授によれば、大学入試では、求められる答えを正解として、いち早くそれを察知する力、いわば忖度する力を鍛えた人が受験競争に打ち勝つ手段でもあったという。では、大学生活もそれで良いのかというのが池上教授の指摘しているところである。

最も避けたいのが、これまで通り「受験科目でなければ勉強しなくて良い」「本なんか読まなくていい」といった思い出は大学生活で学びを深めることはできないことである。大学を出て社会人となったときは忖度の力よりも、正解がない世界で自分がどうあるべきかを深く、粘り強く考えることが求められるという。大学生活で、この自分で質問を設定し、自分で考えて課題を解決する力を鍛えることだと、池上教授は指摘している。

よく、新入生から「専攻科目は社会に出て役立ちますか」と質問を受けることがあるという。そんな時は「学部で学び、教員や仲間と議論し、考え抜いた経験が『考える力』を鍛えてくれる。この力が社会に出てから役立つ」と答えているという。

世の中はICTを始め多くの科学技術が普及してきている。しかし、あくまでも技術は道具であって、効率よく学べたように思えるが、実は自分で考えることを鍛えることになならない。つまり、「知っているという学び」と「考え抜いて習得した学び」は全く異なり、後者を大学生活で実践すべきと繰り返して池上教授は説明している。⁉️💬🍣🐟✈️👝🚗✒️📕🧑‍⚖️👩👨💬📻⚡️🏙️💡🏗🚚📈🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍happy01🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日本経済新聞の記事「あすへの話題:抗菌剤とワクチン」から

2024.5.15  日本経済新聞の記事「あすへの話題:抗菌剤とワクチン」から

疫病は歴史を左右してきた

コラムの著者 松本 光弘氏(元警察庁長官)が語るのは、医薬と疫病が盾と矛の関係で進展してきた歴史である。さらにその歴史も疫病と薬との鬩ぎ合いあることも考察している。

○疫病との戦いの武器は医薬品

松本氏によると薬はもともと天然成分のみであった。現代は高度な科学技術の結晶であるという。疫病が歴史を変えることも多くある。例えば新大陸では西欧人が病原体を持ち込まなければ、征服の歴史は始まらなかったかもしれない。逆に梅毒のように逆ルートで広がった歴史もある。

世界初の合成抗菌薬はドイツでドイツのパウル・エールリヒ氏と日本の秦佐八郎氏が合成した有機ヒ素化合物で、スピロヘータ感染症の特効薬である梅毒薬サルバルサンである。当時、三共商店(第一三共の前身)は、高峰譲吉氏が創薬した消化酵素(しょうかこうそ)という物質を利用した胃腸薬「タカヂアスターゼ」を販売していた。三共商店はこのサルバルサンを輸入した。その後第1次世界大戦でサルバルサンの輸入が途絶え、旧第一製薬や三共商店が相次いで国産化に成功したという。

その後、画期的な抗生物質が発見され、梅毒にも効果があった。抗生物質は細菌同士の戦いでの化学兵器である。こうしてペニシリンを始め多くの新薬が登場した。第2次世界大戦で連合軍の勝利に貢献したのも抗生物質であるとも言われている。

一方、ここに細胞でさえないウイルスが登場する。これには抗生物質が効かない。第2次世界大戦後、電子顕微鏡の登場までウイルスを見ることも不可能であった。ウイルスに対抗する武器として誕生したのがワクチンである。

ただ、武器には矛と盾の競争が存在することと同様に抗生物質は耐性菌を生み、ワクチンはウイルスの変異で作り替えなばならない。パンデミックも少なくとも数十年に一度発生発生してきた。製薬会社は膨大な研究開発費を投じて成功確率が非常に低い創薬事業に挑戦することになる。こうしてワクチン開発は採算が合わない事業とされてきた。今後ICTやAI、ロボティクスによって創薬にもさらに採算性を考慮した開発が進むことになる。🧪💊👩‍⚖️🧑‍⚖️🎓🏙️📃🏙️💬⚡️🏙️💡🏗🚚📈🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍happy01🇯🇵🇩🇪


【ヒット商品】ネタ出しの会 日本経済新聞の記事「春秋:児童詩集と『太陽フレア』」から

2024.5.14  日本経済新聞の記事「春秋:児童詩集と『太陽フレア』」から

太陽の迫力を壮大なスケールで描いた詩集

コラムの著者は、灰谷健次郎氏らが編纂した児童詩集「たいようのおなら」で思い出した、地球規模で影響を受ける「太陽フレア」について語っている。

○太陽の僅かな動静で影響を受ける地球

コラムの著者によれば、この詩集の表題作で太陽がおならをする、すると

「ちきゅうがふっとびました

つきもふとんだ

星もふっとんだ

なにもかもふっとんだ」

と太陽の迫力を壮大なスケールで描いているという。コラムの著者がはっと思い出すような事態が先日から起こっているという。「太陽フレア」の報道で、太陽表面の爆発現象が大規模に起こっているという。影響で普段観測できないオーロラが北海道でも見え、あまりおおきなおならでなければよいが。。。人工衛星や電子機器などにも大きな損害を与えるという。

考えてみれば、地球上のエネルギーの多くが太陽の活動に由来している。石油や石炭も光合成を使った生物活動の遺骸であり、太古の太陽エネルギーである。潮の満ち引きは月と太陽の引力に左右され、気象現象は、太陽光による熱射がエネルギー源である。僅かな太陽の活動の動静で、地球は微妙なバランスを崩す可能性がある。眼前の環境危機に全力で取り組むほかない。児童詩集では、「たいようのおなら」の後、宇宙人が葬式をあげるという。自滅だけはしたくない心情である。👽🌞🌊🌴🍣🐟✈️👝🚗✒️📕🧑‍⚖️👩👨💬📻⚡️🏙️💡🏗🚚📈🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍happy01🇯🇵