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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:メタバースのキラーアプリ」から

2022.2.24  日経産業新聞の記事「眼光紙背:メタバースのキラーアプリ」から

技術の進化が学習能力の向上をもたらし次の技術革新を生む循環

 コラムの著者によると、仮想空間を使ったメタバースでのコンテンツでキラーアプリとなるのは教育だという。

○それは教育分野

 コラムの著者によれば、東京理科大学のMOT(技術経営)部門の若林秀樹教授は、オンライン授業などで学生がストレスを感じていた教室の視聴覚環境を700万円かけて人工知能カメラに変えたという。このカメラであれば、固定的なカメラで教員が立ち位置によって画面から消えるといったことは起こりにくくなり、リアルの教室にいるような臨場感で授業が受けられるようになるという。

これはメタバースでの1つの試みではあるが、コラムの著者は教育はメタバースのキラーアプリの有力候補だという。外国の教授にはホログラフで教室に現れ、学生や教師とホットな議論を交わすという。外国語の苦手な人も自動翻訳機能で日本語による参加や無理なく行えるようになるという。さらに、力や触覚を伝えるハプティクス技術が進めば、言葉だけでは伝えにくい身体技能の伝承も可能となるという。楽器の演奏や自転車の乗り方、道具を使うコツなどはメタバースで短時間に習得できるかもしれない。

技術の進化が人間の学習能力の向上を助け、それが新たなイノベーションを起こす可能性もあり、それが好循環となれば大きな進歩が期待できる。👓🍬🍟🚓💴📖📞🚗🚀⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🗒📕happy01🌏🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「SmartTimes:移ろう世代への対応法」から

2022.1.28  日経産業新聞の記事「SmartTimes:移ろう世代への対応法」から

どんな世代にもすぐに対応できるデジタルプラットフォームの必要性

 コラムの著者 野口 功一氏(PwCコンサルティングパートナー)は、時代や社会的背景の違いから人々の価値観、行動、思考などが異なるXX世代という社会構造に注目してビジネスやコミュニケーションの効果を上げることについて考察している。

○ 各世代の特徴を知ることはビジネスやコミュニケーションに効果がある

 野口氏によれば、XX世代という言葉は、「あの人はXX世代だから」「XX世代向けの商品」「XX世代向けのマーケティング」などビジネスの世界でもよく使われるという。

XXに当たる言葉として、

  • 団塊の
  • バブル
  • 団塊ジュニア

最近では、

  • ジェネレーションX
  • ミレニアル
  • Z

などがあるという。世代ごとの特徴だけでなく、ビジネスやコミュニケーションの効果を上げていくという意味で使われることも多いという。顧客を想定するにあたり、それぞれの世代の捉える商品開発を行い、顧客へのアクセスを考慮し、効果的に価値提供するというマーケティング手法に使われる。

最近の世代はテクノロジーにおけるリテラシーが高いことが特徴である。この世代はデジタルネイティブといわれ、情報収集をSNSや口コミなど様々な方法で行う。そして大量の情報を容易に取得できるから、行動を起こしたり、購買するときに慎重になる世代とも言われる。しかもパーソナライズした嗜好をきちんと選ぶ。

このように世代ごとにターゲットにすると異なるビジネスモデルが必要となるが、これでは対応するスピードやそれに伴うコストをどうマネジメントするかも課題となる。さらにXX世代は一定の年代がたてば必ず怒る傾向にあることから、あらかじめ顧客や組織の変更を最小編にするように考えなばならない。となれば、特定のXX世代に対応するというよりも、どんな世代にもすぐに対応する柔軟性が必要となる。そこにICTを軸にしたデジタルプラットフォームはコストも速度、柔軟性をみても有用であろう。🏠🙏🍷🕯📖💼💴🩺👩👨🚘🚗📶🩺📈😷💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵🇮🇳🇸🇬🇹🇼🇮🇩🇹🇭


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「横山斉理の目:上げ底容器と顧客の関係、期待とのギャップに注意」から 

2022.1.14  日経産業新聞の記事「横山斉理の目:上げ底容器と顧客の関係、期待とのギャップに注意」から

売り手と買い手の関係の作り方に関係

 コラムの著者 横山 斉理氏(法政大学経営学部教授)は、最近は余り見なくなった上げ底容器であるが、それで商品が売れる場合とそうでない場合は売り手と買い手の関係にあるという。

○企業努力とは別に生活者は商品の印象を形成し自由に意見を述べる時代

 横山教授によれば、上げ底容器は底が上がっており容量を多く見せたり、商品の見栄えを良くする売り手側にメリットのある一方、買い手には容量や品質を誤認するケースもあるため不評で「騙された」と思われるデメリットがあるという。

なぜ、このようなことが起こるのか。それは、売り手と買い手の関係が、大きく分けて2つあると言う:

  • 交換パラダイム:1回限りの売買を前提にしている。露天商や行商、観光地のお土産物店の基本ロジック。出会いは1回なので売り手は一回売買で大きな利益を得る必要があり、そのために正当化され黙認されている。つまり上げ底容器でも交換パラダイムでは許容される場合がある。
  • 関係性パラダイム:継続的な売買を前提にしている。定期購入や日常的に買い物をするスーパーマーケット、コンビニエンスストアなどの基本ロジックである。継続的な売買であるため双方が取引に納得している必要がある。上げ底などの信頼を裏切る行為は避けねばならない。顧客に失望されると、長期的な関係が崩れてしまうからである。

関係性パラダイムの場合は長期的な継続的売買を維持するために顧客の期待を管理する必要がある。顧客満足あるいは不満足は期待とのギャップであり、内容を伴わない期待を生活者に抱かせるのはかえって売買関係を悪化させるからである。今日、期待の管理はマーケティング戦略としては重要である。現代社会では売り手の企業努力とば別に顧客は商品に対する印象や評価を作り、SNSなどで自由に意見を発信していく。上げ底は、SNSが普及した社会では、普及前に比べ大きなリスクを伴っている。さらに交換パラダイムであっても悪評が立てば厳しい状況に陥るため注意が必要である。😷🛒🧺🦠🖋🔑🚕🚗🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🗒📕happy01🌏🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「小野譲司の目:コロナ禍のQOL、娯楽が豊かさ支える」から 

2022.1.7  日経産業新聞の記事「小野譲司の目:コロナ禍のQOL、娯楽が豊かさ支える」から

宅配便は生活の豊かさを支えるインフラ

コラムの著者 小野 譲司氏(青山学院大学経営学部教授)は、娯楽は心の豊かさを育むもので、不要不急ではないが、コロナ禍では生活の質(QOL)で重要な要素であることがクローズアップされたという。

◯在宅勤務や「おうち消費」で変わった生活スタイル

 小野教授は、サービス産業生産性協議会のJCSI(日本版顧客満足度)調査を使ってコロナ禍で変わった生活スタイルい関連した娯楽について考えている。

娯楽や宅配便はコロナ禍でQOLに貢献するものとしてJCSIがともに上昇している。スマホ決済もキャッシュレス決済で利便性が高く非接触で活用できることからポイントが高い。

一方、逆にコロナ禍でJCSIを低下させているものもある。フィットネスなどで、健康や美容はQOLを高めるはずが、営業自粛や感染対策の面で制約が多い中通ったり、運動できなかったことの影響もあると思われる。

テレワークや巣ごもり需要で生活環境やスタイルを見つめ直す機会が増えた。限られた機会の中で外食や買い物、映画に出かけ、旅行や帰省することがどれだけ生活の豊かさを実感することにつながるかを知る機会となった。

商品・サービスに対するユーザーの評価は、おいしさ、利便性などといった具体的な品質・性能やコストパフォーマンスだけでなく、所有・利用する体験から得られる効用にも関わる。自分の生活でどのような意味を持つかといった、より抽象的で包括的な評価のモノサシがあることを示唆している。🏬🏪🍔☕️🍣🍜🍺🍞🍽😷🦠📱💻📒🛒🎓💳⚡️🌍happy01💡📶🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「SmartTimes:五箇山で人生百年時代考」から

2021.12.20   日経産業新聞の記事「SmartTimes:五箇山で人生百年時代考」から

デジタルデトックスには打ってつけ

 コラムの著者 久米 信行氏(iU情報経営イノベーション専門職大学教授)は、世界遺産の五箇山で合掌造りの家に泊まり地元の達人たちと交流した体験を語っている。

○ アナログな生き方も尊重

 久米教授によれば、文化庁の仕事で「世界文化遺産に通じる精神性を五箇山人から学ぶ」2泊3日のモニターツアーに参加したところ、都会の喧騒を離れ山深い静かな里山でメールや会議にも追われることなくくつろげたという。案内役は七十歳を超え一人何役もこなす達人で、昔ながらの農漁業をしながら、観光・登山ガイド、民謡保存会、カフェのマスター、熊撃ち、スクルーバスの運転手などをこなす。それも楽しそうに生きていて、地元の人たちからも尊敬されていて愛されている。

このような世界に久米教授はICT業界の役者員向けデジタルデトックス&心身回復3日間ツアーの企画を提案しいる。何より生涯現役で仕事にも地域貢献・社会貢献にも笑顔で励む達人谷に感化され、デジタルが不要な生き方も体験できる。こうした古き良きアナログな生き方を尊重し、自らの人生百年時代を楽しもうと言うキーーパーソンが増えてほしいと言う。そんなメタ人間がアナログ・デジタル技術の活用法を考えることが真のDXではないかと久米教授は示唆している。🏠🙏🍷🕯📖💼💴🩺👩👨🚘🚗📶🩺📈😷💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵