映画

【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:太陽の男、逝く」から

2017.7.19   日経産業新聞の記事「眼光紙背:太陽の男、逝く」から

映画「黒部の太陽」のモデル

コラムの著者は、トンネル工事一筋の笹島建設の会長笹島信義氏が99歳で亡くなったことを偲んでいる。

◯名前通りの「信義の人」

 

笹島氏は、当時熊谷組笹島班を率いて、1分間にドラム缶240本分の地下水が吹き出す破砕帯に直面しながらも、216日間の苦闘の末、トンネルを貫通させた。映画「黒部の太陽」で俳優、石原裕次郎が演じた主人公、岩岡剛のモデルが笹島氏だという。

この悪戦苦闘した現場で一人の犠牲者もでていないことは特筆に価するという。そんな厳しい現場で貫通式典では大量の酒が振舞われ、笹島氏も一升瓶をラッパ飲みしたという。

熊谷組も業績不振で厳しい状況にあっても笹島氏はその信義で、同社の恩義に報いたという。🚜💡🏢🌍😃


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:中国、庶民の消費の異変」から

2017.7.13   日経産業新聞の記事「眼光紙背:中国、庶民の消費の異変」から

変調の要因は庶民のニーズに応えられない中国企業にあり?

コラムの著者は、中国の庶民消費に変調が来ていることを指摘しその要因を探っている。

◯ラーメン、ビール、映画興行の消費が急減

 コラムの著者は、この3つが統計的に減ってきていることをあげている。豊かになった中国人がより高級な飲食にシフトしたとの見方もあるが、日本ではラーメン、ビールは増えているが、嗜好は高級路線もあるからである。

変調の要因を探るには、好調な業界をみて比較することも重要である。そこで自動車業界をみると、乗用車の中でも絶好調となっているのが、SUVだという。そこには日独の高級車のデザインにも引けをとらない広州汽車のような中国メーカーの努力がある。

どうやら要因は、まだ中国メーカーには、庶民のニーズの変化に巧みに応える商材の開発が遅れているとみえる。そこに日本企業の国内での熾烈な競争で培った開発力がものを言いそうである。🇨🇳💻💡🏢🌍😃


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「風向計: 美女と野獣、自己肯定の主題に安心感」から

2017.5.23   日経産業新聞の記事「風向計: 美女と野獣、自己肯定の主題に安心感」から

他人の目の配慮から期待を気にし過ぎ

コ ラムの著者 川崎 由香利氏(ジャーナリスト)は、KY(空気読めない)から進み、今は周りの目を過剰に気にすることで不安になることで、少し違った自己を肯定するコンテンツが静かなブームになっているという。

◯自分が生きることに不安を感じるのは少数ではない

これ裏付けたのが、2013年の刊行された「嫌われる勇気」(ダイヤモンド社)の大ヒットである。周囲の期待を満足させるために生きているのではく、あくまでも自分のため」と自己開放を肯定することが人気の秘密だと川崎氏は説く。

書籍だけでなく、映画でも、異質な自分を貫き、人生を輝かせるというあらすじの、実写版「美女と野獣」(ウォルト・ディズニー、4月公開)は1ヶ月で89億円超の興行収入を上げたという。世間になじめない女性の成功は同社の映画シリーズでは旬で、「アナと雪の女王」も自己開放のシーンがクライマックスであるという。

自分を評価し、自由に生きる許可を与えるのは自分自身。これが今のトレンドのようだ。🇺🇸💰🏠🌍happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:刑事ドラマ、真偽の判断力高める」から 

2017.5.18  日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:刑事ドラマ、真偽の判断力高める」から

現実に起きている事実を虚構のドラマの推理で鍛えている

コラムの著者 関沢 英彦(発想コンサルタント)は、テレビ番組の番組で視聴者の判断力を鍛えるといったユニークな発想を紹介している。

○刑事ドラマが恋愛ドラマなどよりも好調

テレビの刑事ドラマが好調であるという。

  • 緊急取調室
  • 小さな巨人
  • 警視庁捜査一課長9係
  • CRISIS公安機動捜査隊特捜班
  • 犯罪症候群

など多種多様で好調。テレビではニュースのように現実に起きている「事実」を伝える番組とドラマのように「虚構」を楽しませる番組がある。さらに刑事ドラマは時代が変わっても起承転結は同じで、視聴者はドラマの進行にそって推理を楽しめる。

また、刑事ドラマは視聴者も登場する人物と同様に、主観と客観、集団と個人、正義と不正といった問題について考えることを求める。言い換えれば、視聴者は刑事ドラマという「フィクション体験」を通じて世の中を学んでいることになるという。

ニュース報道などの事実の見分け方も刑事ドラマなどで学習し、逆に事実の真偽を判断する力も高めているという。👮📺💻cafehappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『BtoBの申し子』凱旋」から

2017.4.6   日経産業新聞の記事「眼光紙背:『BtoBの申し子』凱旋」から

パナソニック専務役員樋口泰行氏の凱旋転職

コラムの著者は、日本マイクロソフトの社長などを歴任した樋口泰行氏の凱旋転職にふれパナソニックの事業戦略について述べている。

◯元々パナソニックのBtoBの申し子

樋口泰行氏は元は旧松下電器産業の溶接機器事業が初任地で、正に「BtoBの申し子」であるという。樋口氏は日本マイクロソフトの社長などを歴任した後4月1日付でパナソニックの専務役員に就任し、凱旋転職として注目されている。

パナソニックでは、「業務用」のプロジェクターや電子黒板などを手がけるコネクティッドソリューション社(CNS)の社長も兼任する。これまでパナソニックの主力であったテレビやDVD、デジタルカメラではなく、業務用、BtoBに主軸を移す。CNSはその中心の事業部門で、米ウォルト・ディズニーとテーマパークの映像分野で提携するなど、今後同氏の経営手腕が問われるところである。家電の松下から業務用パナソニックへの移行時期でもある。💺🏢🌍😃