テレビ

【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「拡大鏡:有機ELテレビ、完全壁掛けへ工夫を」から

 2017.8.7  日経産業新聞の記事「拡大鏡:有機ELテレビ、完全壁掛けへ工夫を」から

画竜点睛を欠く周辺

コラムの筆者 山之内 正氏(AV評論家)は、折角の有機ELの良さを活かしきるには壁掛け型だという。
◯ブラウン管時代からの課題であるテレビとオーディオの両立

有機ELテレビも複数のメーカーから発売され選択肢が増えてきている。いよいよ次世代テレビとして真価が問われる事態になってきている。有機ELによるバックライトなしでの薄さと軽さで設置に自由度が増え、壁掛け設置に対するハードルが低いと山之内氏は指摘している。

また、ソニーなどはパネル自体で振動させ音を出す機能を採用し、スピーカーなしで明瞭な音を楽しめるという。この機能もテレビラックに入れるよりも壁掛け設置の方が真価を発揮するという。

一方でメーカーはテレビそのものばかりに気をとられている感覚があるようだ。電源や映像や音声のケーブル類の処理である。美観上いただけないし、壁掛け設置では大きくモチベーションが下がる。言い換えれば、この工夫が差別化要因にもなろう。

実はブラウン管時代からテレビとオーディオを両立させることは課題であったと山之内氏は語っている。左右にスピーカーを置くと正確な音場再現がしにくい。その意味でも壁掛け設置は期待できるのだが、メーカーの周辺機器との接続などを配慮してスマートに見せたいところである。🔊💡⚡️happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「風向計: テレビ、一周まわって改めて注目」から

2017.7. 25    日経産業新聞の記事「風向計: テレビ、一周まわって改めて注目」から

映像視聴の螺旋的進化

コラムの著者 奥 律哉氏(電通総研 メディアイノベーションラボ 統括責任者)は、テレビを持たない若者が増える反面、ネット動画を大画面のテレビを楽しむ人も増えてきていることから、大画面の動画再生デバイスとしてテレビが見直されていることについて触れている。

コンテンツも地上波、BS、CSの番組、録画した番組、DVDに加え、最近はネット動画に広がり、供給者側も、PCやスマホ、タブレットで見ることを前提にしていたところから転換し、テレビを対象にし始めている。

テレビは他のデバイスよりも視聴時間が長く、利用契約の継続率が高いという。今やエンターテイメントコンテンツを楽しむデバイスとしてテレビの大画面が見直されている。まさに、「一周まわってテレビ」だという。🚗🚘⚡️💡🌍happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「風向計: 商品PR動画、若年層を取り込む」から

2017.5.30    日経産業新聞の記事「風向計: 商品PR動画、若年層を取り込む」から

第0新卒=非大卒&18〜22歳

コ ラムの著者 面川 真喜子氏(マーケットプランナー)は、若年層マーケティングに特化したビジネスを展開しているVBのVAZ(バズ、東京・渋谷)からスマホネイティブに対するマーケティング戦略について語っている。

◯テレビよりインターネット動画の方が面白いという20歳以下が半数を超える

これはNHK放送文化研究所の調査結果である。この流れを汲み、この世代をピンポイントで標的にし、広告宣伝からネット動画に影響を与えるユーチューバーによるタレント事業、インフルエンサーを使いマーケティング事業も展開している。

この年代をバズでは中卒、高卒、専門卒、大学中退者の18〜22歳を第0新卒と定義して、テレビや雑誌などのマスメディアがリーチしない世代を狙う。いまはこの第0新卒の就活支援をも事業ターゲットと考えている。

スマホネイティブ世代の心をつかむノウハウを武器にするところも斬新な世代だ。👧👦🚶📱🌍happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:ネットにゴールドラッシュ」から

2017.5.25   日経産業新聞の記事「眼光紙背:ネットにゴールドラッシュ」から

金融の覇者がネット金融時代には埋没も

コラムの著者は、一握りのインターネット企業の巨人が集積するデータがこれまでの金融業までも変容させようとしていることについて語っている。

◯もはや決済業務も風前の灯火

米国でのはなしではあるが、インターネット企業の巨人がデータの集積で圧倒的な競争力を持ち始めたという。電子商取引は米国では10年間の3%から今は9%、10年後には30%と急増すると予測されている。広告では、すでに新聞や放送を抜いてネットが最大の媒体となり、無料で隣の専門家をも繋げる。

金融の巨人も、規制がなくなれば、会社からの給料も銀行経由ではなく、個人に直接送金されることになり、個人ですぐに消費や投資に回せる。もはや決済業務も消えることになる。

運用や貸借の仲立ちも、ブロックチェーンなどの技術で個人認証ができネット上で金融商品が保管、電子商取引できれば、既存の金融業は風前の灯火となる。となれば、これらに変わる新しいプレーヤが殺到し、まるでゴールドラッシュとなるのは近い将来だという。💡💰🌍😃


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:刑事ドラマ、真偽の判断力高める」から 

2017.5.18  日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:刑事ドラマ、真偽の判断力高める」から

現実に起きている事実を虚構のドラマの推理で鍛えている

コラムの著者 関沢 英彦(発想コンサルタント)は、テレビ番組の番組で視聴者の判断力を鍛えるといったユニークな発想を紹介している。

○刑事ドラマが恋愛ドラマなどよりも好調

テレビの刑事ドラマが好調であるという。

  • 緊急取調室
  • 小さな巨人
  • 警視庁捜査一課長9係
  • CRISIS公安機動捜査隊特捜班
  • 犯罪症候群

など多種多様で好調。テレビではニュースのように現実に起きている「事実」を伝える番組とドラマのように「虚構」を楽しませる番組がある。さらに刑事ドラマは時代が変わっても起承転結は同じで、視聴者はドラマの進行にそって推理を楽しめる。

また、刑事ドラマは視聴者も登場する人物と同様に、主観と客観、集団と個人、正義と不正といった問題について考えることを求める。言い換えれば、視聴者は刑事ドラマという「フィクション体験」を通じて世の中を学んでいることになるという。

ニュース報道などの事実の見分け方も刑事ドラマなどで学習し、逆に事実の真偽を判断する力も高めているという。👮📺💻cafehappy01