【ヒット商品のネタ出しの会】日本経済新聞の記事「社説:仮想通貨のリスク踏まえ有効なルールを」から
2024/12/13
2024.12.11 日本経済新聞の記事「社説:仮想通貨のリスク踏まえ有効なルールを」から
熱気の裏に潜む危うさを含む暗号資産
米新政権の暗号資産(仮想通貨)に対する規制強化からの転換期待から、ビットコインに代表される暗号資産価格が急騰している。社説によれば、規制緩和を見込んだ資金流入が続いている。デジタル空間に当然ながら国境はなく、日本国内の投資家の一部も活発な売買をしている。暗号資産の基盤、ブロックチェーンはDXやフィンテックで高い潜在力を持っておりイノベーションの芽が育つ可能性もある。また代替資産として米国では注目され、ビットコインに対する上場投資信託(ETC)まで登場し始めた。このような熱気の裏で、脱税やマネーロンダリングなどの犯罪とも繋がりやすい。社説では、国内外を問わず、実情にそった有効なルールづくりが必要だと提言している。
○資金決済法から金融商品取引法の対象も視野に
社説では、米国の規制緩和の動きは、ネットを介して日本国内にも大きな影響を及ぼし得ると言う。株や債券に比べて投機性の高い仮想通貨は、バブルと破裂を繰り返してきた。杜撰な資産管理の末に破綻した世界最大級の交換業者FTXトレーディングの例もある。
また犯罪との結びつきは根深い問題である。脱税やマネーロンダリングの温床とされ、ハッキングによって北朝鮮やイランなどの強権国家の違法行為の資金源となっているとの指摘が多い。
日本では社会問題となる度に金融庁が後追いで規制を強めてきた。それでも今年5月に480億円相当のビットコインが不正に流出し、業者の廃業が決まったばかりである。現行での資金決済法による規制から、より厳しい情報開示を課せる金融商品取引法の対象とすることも検討すべきだと言う。
国内の口座数は110万を超え、携帯アプリを通じ投機性の高い海外業者にも資金が流れている。社説では、今こそ実効性のある国際ルールづくりを米国の規制緩和の如何に拘らず、進めなばならないと提言している。🛜✒️📕📗💻💬⚡️🏙️💡🏗🚚📈🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌏 🇯🇵🇺🇸
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