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【ヒット商品のネタ出しの会】 日本経済新聞の記事「私見卓見:地元への投資に目を向けよう」から

2024.10.30   日本経済新聞の記事「私見卓見:地元への投資に目を向けよう」から

地方でも投資が注目

コラムの著者 吉川 正経氏(ゆうちょ銀行 調査部 グループリーダー)によれば、これまで日本国内は投資に対して消極的であったという。総務省の全国家計構造調査を地域ごとに分析すると、都市部に比べ地方の方がさらに投資に消極的であった。そこには可処分所得やリスク選好の都市部と地方との差異があったが、ここにきて海外市況やNISAの促進などで投資が注目を浴びると見ている。さらに吉川氏はその投資先を海外でなく、国内、とりわけ地方に誘導することを提案している。

○投資先を国内、特に地方へ誘導するのも国内資産の点で有益

吉川氏はさらに、最近のインフレーションの定着による現金・預金の実質的な目減りやNISAの整備、国内外の株価上昇を背景にしているのではないかという。全国的な投資ブームが起こる可能性もある。これは地方でも同じ傾向である。

預金するよりも期待の高い投資の拡大は、長期的には資産運用の増加につながり、消費の増加などの家計環境の改善に役立つ。だが、多くの投資先が、米国株式に偏っているのは気がかりであると吉川氏は指摘している。日本に比べ高成長の海外からのリターンは確かに家計を一助になるが、国内から投資の原資が海外に流出しているとも言える。

そこで、吉川氏は、投資先を国内、とりわけ地方に誘導してはどうかとの提案をしている。投資先がさらに地元であれば、地方の成長を支援することになり、地域活性化につながる。地域に愛着を持つ人が地元の企業に投資するならば、投資のリターンプラス地域活性化の恩恵も受ける利点があろう。

すでに地域に投資する仕組みとしてクラウドファンディングがあるが、利用率は投信などに比べて低い。現在の法律では制限があるが、例えば、地域金融機関が行なっている地域活性化ファンドに個人が投資信託のように簡便に投資できるといった仕組みも考えられるという。確かに投資環境を整えるのに多くの手間や法律の改正などが必要だが、それ以上に地域住民に地域活性化を促進するという意義が大きのではないかと、吉川氏は考えている。🐡⛰️🌾🏣❤️👦👧💰📓🗺️🚢🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍happy01🇯🇵

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