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【ヒット商品のネタ出しの会】 日本経済新聞の記事「Deep Insight:『空気なんだよ、愚か者』の時代」から

2024.9.7 日本経済新聞の記事「Deep Insight:『空気なんだよ、愚か者』の時代」から

クリントン元大統領の「経済なんだよ、愚か者」をもじって今は

コラムの著者 小竹 洋之氏(日本経済新聞社 コメンテーター)がいう、「空気」とは教育も議論もデータも、そしておそらく科学的解明も歯が立たない「妖怪」のようなもので、SNSなどの追い風を受けて、主要国の選挙で世界の脆弱さを見せつけたという。小竹氏の指摘を追ってみよう。

○厄介な「空気」で左右される政治の動き

米国では、2008年9月のリーマン・ショック前後に近い低水準の消費傾向から抜け出せないでいるという。高齢で不人気のバイデン大統領が11月の米大統領選挙からの撤退を強いられたのは、現実とは異なるバイブ(vibe)があるからだとされる。バイブは、空気、雰囲気、心理といった意味を持ち、今の米国ではこの言葉が蔓延しているという。そして、「バイブシフト(雰囲気の変化)」で、ハリス副大統領は当初、指導者としての力量に疑念があったにも関わらず、バイデン氏の後継候補に収まった途端、救世主と見られるようになった。個人の印象が公約を勝る「空気」に乗って、トランプ前大統領と接戦となっている。

クリントン元大統領が景気停滞の克服こそが重要と訴え、ブッシュ元大統領に再選を阻んだ。この時の言葉が、「」経済なんだよ、愚か者」といったことを、今の「空気」の影響をもじって「空気なんだよ、愚か者」と言いたくなる時代だと、小竹氏は訴えている。

米国だけでなく、日本のポスト岸田政権も、ドイツのシュルツ首相やフランスのマクロン大統領が低支持率に喘ぎ、全てが悪いと断じて刷新を迫った有権者の動きなど、「空気」が働いている。時代の流れに応じて民意は移ろい、選良の資質や政策も変わり得る。

SNSも「空気」の動きに敏感であるが、その空気に「歪み」を生じさせているという。SNSが拡散する極論、フェイク、陰謀論は正常な世論形成や政策決定を妨げる恐れもある。妖怪である空気はさらにSNSで追い風を受けつつ、大きな力を振るい始めていいる。そこには主要各国の政治や経済の弱さが「空気」を生み、さらにその「空気」に政治や経済に影響を与えるスパイラルが生じている。そこから脱出するには確かな国家観や経済・外交政策を競う議論が必要だと小竹氏は指摘している。🌀🏢🏠💬👦👧📈💰📓🗺️🚢🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍happy01🇺🇸🇩🇪🇫🇷🇯🇵

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