【ヒット商品】ネタ出しの会 日本経済新聞の記事「教育進化論、デジタルの大波:AI、試して課題把握」から
2024/05/25
2024.5.22 日本経済新聞の記事「教育進化論、デジタルの大波:AI、試して課題把握」から
新規技術の前向きなエストニアでは規制の前にまず試行と論議
コラムの著者 クリスティーナ・カラス氏(エストニア教育研究相)によるインタビューで日本や欧米での教員の姿勢が異なることを語っている。エストニアの教員は高度専門職として大学院での修士号が必要とされ、さらに自律的なデジタル活用の能力向上を進めてきた結果、IT先進国、国際学力テストでトップクラスという結果を出しているとカラス大臣が答えている。
○エストニアの教育制度の強みは子どもたちが公平な教育を受けられること
カラス大臣がエストニアの学校でAIを活用する狙いについて聞いてみた(聞き手:下川真理恵氏):
- 学校でデジタル機器、教科書の活用が浸透した理由は?
- エストニアの教育は教員が中心。デジタル化の鍵は、機器や教材ではなく、教員の高い質と自律性にある。すでにコロナ禍前から教員が自らのレベルを知り、研修を受けられる仕組みを構築していた。
- 教員になるには修士号が必要で、デジタル教材をどう利用し、担当する授業に自律的に対応できる。おかげで、コロナ禍でもオンライン授業にスムーズに移行できた。
- 学校でのAI活用が世界中で議論されているが、エストニアでは?
- 普段から生徒はAIに触れ、学習に使っている。AIを無視したり、禁止したりすることは大きな間違い。AIの偏りや間違いに対応できる分析力や批判的思考力を養うことが重要。
- 教員は自らのアシスタントとしてAIに注目している。
- リスクを認知しながらも、AIを積極活用するのはなぜか?
- エストニアは新技術導入に積極的で、リスクを負って試行しなければ課題がわからない。
- EUは規制を考えたが、エストニアでは先に使ってみてから考え、議論する。
- エストニアが国際学力テストでトップクラスの成績を収めている。何を重視して取り組んでいるのか?
- エストニアでは子どもたちが公平に良い教育を受けられることが強みであると考えている。家庭環境や移民、住んでいる地域に関わらず、誰も取り残さない。
- 9年生と12年生で全国試験があり、教員が達成すべき基準はこれで明確である。教員は自律性を重んじ、教え方は自由だが、全ての生徒が最低レベルに到達すべきであることに力を入れている。
さて、日本のデジタルを前提とした教育はどうであろうか。✒️📕🧑⚖️👩👨💬📻⚡️🏙️💡🏗🚚📈🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍🇯🇵🇪🇪
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