【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:東大の新組織の期待」から
2023/12/19
2023.12.15 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:東大の新組織の期待」から
従来にない研究方法を選択したことを評価
コラムの著者 山﨑 弘郎氏(東京大学名誉教授)は、東京大学の学内広報でデジタルオブザーバトリ研究推進機構の発足とそれに連携して日立製作所が協力するといった話題を知り、今後の研究成果、社会への働きかけに期待している。
○異なる専門家集団と視野の広い企業の議論の場が有用
過去は変えられないが、未来は見通しがあれば変えられ、楽しい。オブザーバトリとは、文字通り観測所である。そこには日々観測データが収集され、そこから意義あるデータを見出し、特に将来起こることを予測し、予見することは専門家集団が必要となる。
山﨑教授によれば、東京大学の新組織の課題は、このデータを観測しリスクが大きくても、日本の国力、産業力が落ちないようにできないかという課題であるという。そこで、膨大なデータを有し、異なる専門領域を持つ大学の研究者と視野の広い企業人などが議論し、新しい見解や気付きでのアイデアを出し合って、役立つ行動をとることにある。
多様な専門家を抱える組織として大学は有用で、そこに産業関連の研究者が加わると、データから多くのことがわかってくる。産業上必要な資源の世界的な課題や気候変動による農作物や水産資源の変化などがわかり、食糧や経済のリスク管理に役立つ。データを集めるだけでなく、次のアクションを探ることもこのオブザーバトリの重要な役割だという。このようにこれまでにない研究方法を選択することも示したことは大変喜ばしいと山﨑教授は、期待している。🔭🎓🔍✏️📖💡💡👦👧🧑🦯👩🦯⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🇯🇵
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