【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「小野譲司の目:ホテルの朝食、施設全体の満足度に直結」から
2023/12/24
2023.12.22 日経産業新聞の記事「小野譲司の目:ホテルの朝食、施設全体の満足度に直結」から
朝食はチェックアウト直前の宿泊の最終イベント
コラムの著者 小野 譲司氏(青山学院大学経営学部教授)は前回と同様サービス産業生産性協議会のJCSI調査を使って、「あなたは宿泊先の朝食を食べますか」という質問を複数回利用した人に尋ね調査した。その結果、朝食の利用頻度別にホテル全体の満足度を比べると朝食を利用する頻度が高いほど満足度が高い傾向が見られたという。
小野教授は2023年サービス産業生産性協議会のJCSI調査で、
- シティーホテル:33%が全く利用していない。頻繁に利用する12%
- ビジネスホテル:17%が全く利用していない。頻繁に利用する43%
と逆転している。さらに利用頻度で調べると、朝食を利用する頻度が高いほどホテル全体の満足度が高い傾向が見られたという。ビジネスホテルで朝食を頻繁に食べる人の満足度は、料金が割高なシティーホテルの利用者と同じもしくは上回っている。
確かに旅行中の朝食は、その日の活力源を得る以上に意味があるようだ。
- バイキング形式が多い:食べたいものが好きなだけ選べる特別な食体験である、
- 外出して朝食を食べる習慣がない:ランチやディナーは外食するが、朝食にはその習慣がない
- 地域色や季節感のあるメニューがある:朝食に力を入れている宿泊施設が多い
- チェックアウト前の宿泊の最後のイベントである:最後の出来事は記憶に残りやすい。思い出しやすいため満足度に影響する。さらに、五感で感じる朝食は嬉しさや楽しさの感情を伴ない記憶に残る
- 食は周囲の環境や誰といつ食べたかという状況、接客など料理以外の要素と合わさった複合的な経験である
- SNSなどで食事の写真が多い:料理は社会的欲求を満足させる手段である
というように、宿泊と食事は、体験の計画段階から楽しみやワクワク感の体験で顧客満足度への影響が大きいという。🥣🥞🏩🏨☝️☎️🚌🛬🧳🛒🥢🍜🍔☕️🍣🍜🍺🍞🍽😷🦠📱💻📒🛒🎓💳⚡️🌍💡🇯🇵
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