【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「新風シリコンバレー:日本の次の50年は演繹法で」から
2023/10/05
2023.10.2 日経産業新聞の記事「新風シリコンバレー:日本の次の50年は演繹法で」から
変わるべきは社会を維持する根本原理の再考
コラムの著者 校條 浩氏(米NSVウルフ・キャピタルマネージングパートナー)は日経産業新聞50周年を記念して日本の50年後を予測し、変われねばならないのは、社会システムを維持する帰納法から演繹法への転換であると説く。
◯仮説検証を続ける演繹法への変革
校條氏によれば、日本の良さは:
- 誠実に約束を守る
- サービスの質は高く、予定通りに動く
- 食べ物は値段のよらず美味しい
- 学校の規律は正しく、生徒は校則を守り、整然としている
このような社会の根本原理は帰納法である。つまり、多くの観測事実や前例事項から類似点をまとめ上げて結論を導く。ビジネスでは顧客の共通ニーズを理解し、業界の秩序を守りながら、商品・サービスの改善を進める。失敗は許されず、前例をとことん研究する。よって研究が進むと、改善が進み、素晴らしい製品・サービス・社会が維持されてきた。
新規の産業を興したり、イノベーションを進めるには演繹法の発想が必要であると言う。演繹法では仮説やルール、ビジョンからロジックに基づき必然的な結論を導く。それを実証する。帰納法では既存の枠組みや仕組みを守る意識が強い。演繹法では、前例にとらわれず、さまざまな仮説を実行し、修正しながら新しいパラダイムを探索・構築していく。確かに米国のスタートアップの半数以上は失敗してきている。だが失敗があるからこそ、数少ない成功は社会に変革をもたらす。日本も帰納法から演繹法への思考転換が必要であろう。🩻🩺🔍👚👔💬👩👦💵📶📈💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏🌏💡🔎🇰🇷🇺🇸🇯🇵
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