【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:不正企業の存在価値とは」から
2023/08/29
2023.8.24 日経産業新聞の記事「眼光紙背:不正企業の存在価値とは」から
法令遵守を忘れた企業には存在価値がない
コラムの著者は、保険金不正請求で悪質な事件を起こした中古車販売大手のビッグモーターに言及し、中古車業界の課題とそれを克服しようとする企業についても語っている。
○業界の「レモンの原理」を悪用
企業経営者もコーポレート・ガバナンス(企業統治)の重要性を認識しているが、コラムの著者によれば、同社の経営者や管理職は企業のとって最も重要な法令遵守の精神を忘れていたようだという。
そもそも中古車の本当の価値を消費者は正しく知ることはかなり厳しいことに、この事案の遠因があるという。これは経済学でいう「レモンの原理」と呼ばれている。商品の売り手と買い手に情報格差があるために、安くて品質の悪い商品(レモン)ばなりが流通し、高くて品質の良い商品が出回りにくくなる現象をいう。レモンは皮が厚く、外見だけで中身の良否がわからない。米国では低品質の中古車の俗語になっているという。
この「レモンの原理」を打破する努力をしてきたのが、ユー・エス・エスなどの中古車オークション会社である。オークション会社では資格を持つプロが出品車の状況を極めて厳格な基準で査定して点数で評価する。事故を隠してもプロの目を欺けない。中古車の不透明な情報を「見える化」することによって、中古車への信頼を高めようという努力である。しかし、ビッグモーター事件では自ら車にわざと傷をつける不正行為を行なってきたことは、業界のイメージを悪くしてしまった。まさに社会倫理や法令遵守に反する行為である。このような企業は早々と退場をしてもらおう。🚕🍋🚗📈📉🔍✏️📖💡💡👦👧🧑🦯👩🦯⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🌏💡🔎🇯🇵
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