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2022.10.14   日経産業新聞の記事「SmartTimes:『仕事中断中毒』からの解放」から

集中型のシングルタスキングと分散型のマルチタスキングの両用

コロナ禍で在宅勤務・テレワークが一般化し、ICT企業ではメールの代わるSlackなどコミュニケーションツールで業務連絡するところも増えている。コラムの著者 栄籐 稔氏(大阪大学教授)は、このようなツールは業務内容によってはマルチタスクに向いてはいるが、集中して「フロー状態」で向かうシングルタスキングには時間が割けない状態になり危機を感じているという。

○両用の最適バランスの重要性をトップマネジメントは知るべき

 栄籐教授によると、コロナ禍でワークスタイルも変わり、

  • コミュニケーションツールで瞬時に業務連絡
  • 遠隔会議の設定
  • スケジュール・資料の共有
  • 会話の開始

などもICTで全て瞬時に行えるようになった。ただ、栄籐教授は、このままでは危ないという危機感を感じたという。つまり、在宅勤務やテレワークによって通勤や移動はほぼ0となったが、その分、1日で10回を超える会議が可能となってしまった。その課題とは、一点集中で行う仕事時間をどう確保するかになった。集中型の業務とは具体的に、

  • 記事やコンピュータープログラム
  • 論文作成
  • 新規事業の企画書

といった個人の創作に関わるもので半日から2日の連続した集中した時間が必要になる。没頭できる「フロー状態」が必要で、栄籐教授はシングルタスキングと呼んでいる。一方、

  • 重なる連続会議
  • 顧客からの問い合わせ
  • 同僚からの相談
  • 上司からの指示
  • 絶対の断れない営業案件

といった複数の仕事をマルチタスキングしなければならない。

一般的な企業では、限られた時間の中で生産性を上げるため、マルチタスキングを奨励しがちである。となれば、仕事の中断は茶飯事となり、デジタルが生んだ仕事中断中毒である。どうやら、付加価値創造も企業のミッションであるなら、マルチタスキングのみを尊重とするわけにはいかず、シングルタスキングとのベストミックスを探らねばならないことになる。経営者としては、このバランスを把握し重視しなければならないだろう。最後は本人の意思と周囲の理解が重要になる。📱🩺🏥👩👨🚘🚗📶🩺📈😷💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵

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