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2022.8.2  日経産業新聞の記事「新風シリコンバレー:8年目の『シリコン詣で』」から

日本国内外の課題をイノベーターの力に賭けた故安倍総理

 コラムの著者 伊佐山 元氏(WiL共同創業者兼CEO)によれば、「始動Nextイノベーター」として日本政府から選ばれた20名がシリコンバレーにやってくるのだという。その起源は、15年前、日本の現職の総理大臣が始めてシリコンバレーを訪ね、国家プロジェクトとしてイノベーターを日本の成長戦略の1つとして打ち上げたことから始まったのだという。

○当時の「三つの矢」である成長戦略でスタートアップを国家プロジェクトまで押し上げた

 伊佐山氏によれば、当時の総理であった安倍晋三氏はFacebook(現メタ)やテスラ本社を訪れ、CEOたちと意見交換を行い、起業家輩出で有名なスタンフォード大学で講演を行ったという。当時のスピーチでは以下のような「シリコンバレーと日本の架け橋プロジェクト」が含まれていた:

  • 日本の有望な中堅中小企業とシリコンバレーをつなぐ「企業の架け橋」
  • ベンチャー精神を持った起業家や投資家などとの人材交流の「ヒトの架け橋」
  • 日本企業とベンチャーをマッチングさせる「機会の架け橋」

だったという。「イノベーター」は「ヒトの架け橋」の企画であった。外国人から見ると日本人は新しい技術を面白く加工したり、効率良くしたり、新しい用途に用いたり、加工・編集能力に長けた人種に見られているようだ。かつての経済成長はこういった能力が発揮された能力で最近は使えていないのではないかというのが伊佐山氏の指摘である。

日本は少子高齢化やエネルギー・食糧などの安全保障問題、地球温暖化の課題も抱えている。そういった課題を解決するのはイノベーターの力で、失敗を恐れない挑戦者の力だと、当時の総理も信じていた。その思いと期待に応えていきたいと伊佐山氏は行動している。🔧💰🏦👩👨🚘🚗📶🩺📈😷💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵🇺🇸

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