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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「SmartTimes:スケジュールに縛られない」から

2021.6.7  日経産業新聞の記事「SmartTimes:スケジュールに縛られない」から

時間の大切さを理解しながらタイミングを優先

 コラムの谷間 真氏(セントリス・コーポレートアドバイザリー代表取締役)は、ビジネスパーソンや経営陣にとってはスケジュール管理は有効ではあるが、高度で難しいプロジェクトではスカジュール管理が足枷になることもあるという。

○予測困難なプロジェクトには不向きなスケジュール管理

 谷間氏のIPO支援などの経験にによれば、プロジェクトの要素として時間を使う作業があるので、整理した上で可視化したスケジュールは重要であるが、スケジュールに縛られることとは異なると言う。

確かに多くのビジネスパーソンは新人教育からスケジュールを重視し、思考習慣となっている。売り上げ目標も年次、月次という時間単位で設定され、営業マンはその目標を達成するために日々努力している。だが、高度で難度の高いプロジェクトでは、タイミングがスケジュールよりも重要で、スケジュールに縛られると時として成功を逃すことがあるという。

IPOの案件でも一般的にスケジュールを重視する傾向にある。しかし、谷間氏によれば、主幹事証券会社に上場時期が設定され、プロジェクトが始まるが、驚くことにスケジュール通りにIPOが成功したという経験はないと言う。IPOの成功率を上げるのは主幹事証券会社の審査に入るタイミングであり、当初のスケジュールではない。それまでは会計監査に対応しながら、IPOの準備作業を粛々と行い、事業進捗や外部環境からIPOのタイミングを探る。

さらに新規事業の場合も難易度が高くスケジュール管理が有効ではない事例だと谷間氏は語っている。新規事業開発ではスモールスタートの中で試行錯誤を繰り返しながら、社会にプロジェクトが浸透することで気が熟し、さらに追い風が吹くタイミングを待たなければロスが大きくなる傾向がある。成功への執着心は持たねばならないが、スケジュールへの執着は無意味になる。📶🩺📈😷💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵

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