【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「新風シリコンバレー:半沢直樹よVCに来れ」から
2020/10/03
2020.9.20 日経産業新聞の記事「新風シリコンバレー:半沢直樹よVCに来れ」から
半沢氏のレジリエンス(復元力)は見習いたい
コラムの著者 伊佐山 元氏(WiL共同創業者兼CEO)は、7年前に「半沢直樹はベンチャーで大成するか?」というコラムを日経電子版に投稿したが、今回は今年の半沢ブームにのって、半沢直樹がVCで雇用できるかを考察している。(内容には、TVドラマ「半沢直樹」の内容が含まれますので、ネタバレなどのご注意を)
○執念が引き起こすコンプライアンス違反や違法紛いに行為は指導が必要
伊佐山氏によれば、半沢直樹が勤める銀行とベンチャーキャピタル(VC)は同じ金融でも大きな違いがある。銀行が主に融資という形で借り手に返済義務が生じるのに対して、VCは出資という形で返済不要な資金である点だという。VCの投資は損をする確率は高いが、出資企業が成功した時、株式の売却益は融資の金利よりも収益が大きい。さて、銀行員の半沢直樹氏がVCではつとまるか?
- VCの基礎的な素養である、財務会計や法務の知識、企業の経営実態や技術力を調査する力:半沢氏は帝国航空の再建案の提案内容を見ても現場を徹底的に理解した上で、経営側も納得できるビジネスプラン(事業計画)を書き上げている。半沢氏の知識面は完成度が高い。
- すでに前作でベンチャー企業を斬新な技術の組み合わせでイノベーションを生み出す機転もあり、ベンチャーに幾度となく襲うピンチを救うため、創造性や解決に向かわせる見事なレジリエンス(復元性)はVCも規範となるほど見事である。どんなピンチもチャンスと考えるポジティブ思考はVCには不可欠な才能である。
- 最後にVCのみだけが成功すれば良いといった独りよがりでは不十分であり、投資を通して社会の公器としての矜恃なくしては一人前のVCとは言えない。半沢氏は顧客のため、社会のために仕事をする理想のバンカー像を持っているところに重なる点が多い。
- ただ、半沢氏の執念が時として、コンプライアンス違反や違法紛いの行動は、信用と評判第一のVCにとっては問題になることから、伊佐山氏がきちんとした指導を行う必要があるという。
さて、半沢直樹はVCとして雇用できるか、読者はどう判断しますか。🌇💰💴📖✈️😷💺💻🛠⚓️💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏🌏💡🔎🦠🇯🇵
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