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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:観光産業が立ち直るために」から

2020.8.11   日経産業新聞の記事「眼光紙背:観光産業が立ち直るために」から

課題はコロナ以前よりあった期間と需要の平準化

 コラムの著者は、一時はインバウンド需要で躍進したように見えた観光産業であるが、コロナ以前から抱えていた業界の課題を星野リゾートの星野佳路代表が関係サミットの基調講演で語ったことに注目している。

◯ピンチの時こそ本当の自分が見つかる

観光産業の抱える課題は、星野氏によれば、

「今こそ観光需要の平準化が求められている」

と強調した「平準化」にあるという。

平準化の対象は大きく2つある。まずは、期間の課題である。観光産業は、大型連休(ゴールデンウィークや年末年始など)や夏休みなど100日が黒字で、残りは赤字という体質。収益が安定せず、雇用や納税、設備投資を通じた地域経済への貢献も難しい。

もう一つの平準化の課題は、需要である。国内旅行は、東京など大都市圏の住民が中心。インバウンドでは中国と、需要の偏りが激しい。特定顧客に依存すると、経済環境の変化に対する抵抗力が著しく悪くなる。新型コロナウイルスの感染拡大は、こういった観光業界の既存の課題を浮き彫りにする形となった。

星野氏は打開策として、マイクロツーリズムを提唱している。つまり、移動時間が1〜2時間のいわば近場の旅である。近くにすむ人であれば、コロナを理由にキャンセルする可能性は低い。また、大型連休にだけ訪れるような偏在は少ない。地域の人たちが親しみ、楽しめる地域は、やがて戻ってくるインバウンドも引きつける。観光公害といった地域との軋轢も少なくなる。📹🚌♨️🏢😷🦠🗼💻🛠💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏🇯🇵

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