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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:コメのオンライン取引に画像技術」から

2020.7.14   日経産業新聞の記事「TechnoSalon:コメのオンライン取引に画像技術」から

農産物規格はコメの消費の仕方が多様化する中でズレてきている

 コラムの著者 窪田 新之助氏(農業ジャーナリスト)は、農産物の取引においてもコロナ禍の影響を受け、それがこれまでの規格のズレをクローズアップしていることに言及している。

◯判別の個人差をなくす穀粒判別器の導入

  特定米穀という、主食用ではないコメは米菓、醤油、味噌などの原料になる。全国米穀工業協同組合は6月中旬、コロナ禍以前は月二回開催していた特定米穀の取引会をコロナ禍の影響でオンラインでも参加できるようにした。これまでは、取引会の会場でトレイにのせたサンプルのコメを出品されるごとに参加者に回して、外観から品質を評価して価格交渉してきた。今回は、サンプルの画像を分析する穀粒判別器によるもので、正常な米粒の割合や砕けたもの、着色のあるものなどを項目別にデータとして出力できる。また、同時にそのサンプルの画像もオンラインで表示できる。

新型コロナで2ヶ月以上取引会ができなったものが、問題なく穀粒判別器によって開催できたという。オンライン取引と穀粒判別器の導入によって、遠隔地でも参加でき、参加率も高いと言う。

一方、問題なのは炊飯して食べる「主食用」のコメの取引で、2020年になってようやく穀粒判別器の導入が一部に限って認可されたという。従来は、有資格者が判定を行っていたが個人差があり、格付けに問題があった。さらに、多様化するコメの利用用途に、現状の農産物規格があっていないのではないかとの声もある。コロナ禍後は、オンラインでの取引が前提になることからより客観的な格付けに変わる必要があろう。🚜🌾💻🛠⚓️💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎✈️

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