【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「いいモノ語り:テレワーク時代のマニュアル」から
2020/05/18
2020.5.13 日経産業新聞の記事「いいモノ語り:テレワーク時代のマニュアル」から
UX(利用者体験)ライティングを実践
コラムの著者 高橋 慈子氏(テクニカルライター)は、企業の情報共有システムを提供するサイボウズを取り上げて、社内でもICTスキルが異なる中で、使用の説明をどう伝えていくかについて、同社の取り組みについて述べている。
◯利用者のスキルにばらつきがあるICTで情報共有を試みる
新型コロナウイルスの感染対策でテレワークを利用する企業が増えているが、情報の一元管理や共有方法への関心が高まっているという。ICTのスキルが異なる利用者に、いかにシステムを活用してもらうかは難題である。
サイボウズは企業の情報共有システムを提供しているが、こうしたスキルレベルの差異をどう解決するかに取り組んでいる。同社はこれまでの使用説明では、システムの機能を中心に作成していた。しかし、知りたい情報を探せない利用者の声に応じて改善したという。利用者が使い方から探せるように、提供する情報の単位や表現を工夫した。
例えば、申請処理をオンラインで行えるアプリの作り方を、実際の業務でよくある申請の流れに沿って解説しながら、利用者がどの機能をどう使えば良いかを想像しながら工夫したという。開発中のユーザーテストにも開発者自らが参加し、どこでつまづくのかを把握していく方法をとった。幅広い利用者の投稿を含めて情報を収集し、利用シーンに合わせて説明文を作り、検索しやすいキーワードで表現したという。このような利用者体験、UXを重視したサービス開発や使用説明の作成が、ネット企業で広がりつつあるという。まさにテレワーク時代のマニュアルは、UXに基づいたものである必要ができきたといえよう。📖💻👧🏢🕛📈🏢💡⚡️🌍🌳🇯🇵
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