【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:起業精神強いタイ、弱い日本」から
2019/12/22
2019.12.19 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:起業精神強いタイ、弱い日本」から
文科省なども支援するが起業文化が盛り上がらない日本
コラムの著者 近藤 正幸氏(事業創造大学院大学教授)は、タイ王国での学生と日本の大学生との意識調査を通して、世界での競争力の原動力である起業家精神の低下について憂いている。
◯世界競争力がますます低下
近藤教授がタイで工科系トップと言われているモンクット王工科大学トンブリ校(KMUTT)で2018年2月に特別講義を行ったときに、大学生の起業志向に意識調査を行った。
- 起業意図あり・・・98%
- 卒業前に起業する・・・32%
- 卒業直後起業する・・・46%
- 就職後しばらくしてから起業する・・・20%
という結果であった。さらに今年10月にも副学長に調査の結果が実情を表しているのかと聞けば、今はもっと起業志望が多いという。ただ、起業といっても必ずしもハイテクのベンチャーではなく、コーヒーショップのようなものも含めて自分で会社を立ち上げたいということだという。
一方、日本の工科系大学に同じ調査を2019年5月に行ったが、結果は真逆で、86%の大学生が起業の予定はないと回答。
2019年の世界競争力ランキングで、タイ王国は2018年から5つ上げて25位、日本は逆に5つ下げて30位という。文科省など行政もこの事情を受けて、ベンチャー創業や既存事業による新事業創出を促進する人材育成とイノベーション・エコシステムの形成を目的としたグローバルアントレプレナー育成促進事業(EDGEプログラム)を実施し、その後も継続している。
しかし、大学や自治体、政府のイベントを数多く開催しても、起業文化が一定以上盛り上がらないという。☕️🚢🐟🐡💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏🌏💡🔎🇯🇵🇹🇭
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