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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:ノーベル賞、企業の基礎研究に光を」から

2019.10.30   日経産業新聞の記事「眼光紙背:ノーベル賞、企業の基礎研究に光を」から

企業は地味な基礎研究を誇りに

 コラムの著者は、旭化成の吉野彰名誉フェローがノーベル科学賞を受賞の意義について語っている。

◯発見は重要だが、その影響を見抜いて使える技術にする研究開発も重要

 吉野さんが現代社会に欠かせないリチウムイオン電池を企業内研究で開発したことでそれが受賞の理由になった。企業に在籍する日本人研究者の受賞は島津製作所の田中耕一氏以来の二人目であるという。

ノーベル賞は社会に貢献した技術が対象でも、ルーツに遡った基礎研究を重視する。最初にリチウムイオン電池を商品化したソニーの研究者はそのルールで受賞に至らなかった。同様なことがあり、2007年にノーベル物理学賞を受賞した巨大磁気抵抗(GMR)はハードディスクなどで活用され、東芝が最初に商品化したが受賞には至っていない。

発端となる現象や原理を発見した功績は非常に大きいが、ただ発見が持つ影響力を見抜いて実際に使える技術にする地味な基礎研究も重要であろう。そうした製品化にも独創性や想像力がなければ社会にでることはない。

イノベーションの重要性は多くで説かれているが、企業がこのような基礎研究を地道に進め、誇りを忘れないこともこれからの企業内研究には重要であろう。🧴🥤🖥📖🗞🌃🏢💡🔎⚡️happy01🌎🎓🇯🇵🇳🇴

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