【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「眼光紙背:英EU離脱、結末は霧の中」から
2019/10/09
2019.10.7 日経産業新聞の記事「眼光紙背:英EU離脱、結末は霧の中」から
時間切れなど不測の事態を含むブレグジット
コラムの著者は、イギリスの欧州連合(EU)離脱の期限である10月31日が迫る中、事態は混迷を極めていることについて語っている。
◯10月19日がリミット
イギリスの政情が読み辛いのは、タイムリミットである10月31日以前の10月19日が正念場であるにも関わらず肝心の離脱案の建設的な論議が進んでいない点であるという。
ジョンソン首相によるイギリス議会閉会手続きは最高裁が違法判決を行ったことから議会は再開された。しかし、ジョンソン首相は野党批判ばかりで肝心の離脱案に対する建設的な議論が進んでいない。また、イギリスのバークレーEU離脱担当相とEUのベルニエ交渉官の離脱交渉も平行線で合意には程遠いという。ジョンソン首相は前メイ首相とEUの間で合意した離脱案に代わるペーパーを提出したが、アイルランド国境の自由通行、現状維持の確約ができておらず、前政権よりも後退した提案となっているという。
イギリス議会は「合意なき離脱」を回避しつつ、10月19日までにジョンソン政権がEUと新しい離脱案で合意できなければ、首相が3ヶ月の延期を申請しなければならないというEU離脱延期法をすでに成立させている。ただ、ジョンソン首相は、合意、不合意にもかかわらず10月31日離脱するという。19日は法を無視する首相の意図を鑑み、政権から引きずり下ろし、選挙管理内閣として選ばれる新首相がEU離脱の延期を託すしかない。さらに組閣にもし時間がかかり過ぎれば、「合意なき離脱」となる公算もある。🛩⚓️⛴📖🗞🌃🏢💡🔎⚡️🌎🎓🧒🏫🇬🇧
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