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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:サイエンスの『予言力』」から

2019.4.9   日経産業新聞の記事「TechnoSalon:サイエンスの『予言力』」から

予言の基本は経験した物事を正確に理解すること

コラムの著者 和田 昭允氏(東京大学名誉教授)は、分析や解析で使われるフィルターという概念について解説している。

◯予言力は人類のみが持つ特性

 サイエンスのもつ威力の1つに「予言力」があると、和田教授は示唆している。予言力の対象は、天体や気象の予測などの自然現象から新技術の発明や開発、さらに社会の発展まで大きな領域である。

サイエンスは、因果関係をきちんと克明に追いかけた人類の知的体系である。従って、未知の物事でも、既知の知識を使って演繹的に納得のいく仮説を立てることができる。この仮説を確認することで、未知の内容を予言できる。

この予言で有名な人物が、紀元前6世紀のギリシャの哲学者タレスであるという。タレスは日食を言い当て、神話の世界から離れて理性によってのみ世界で起こる現象を理解しようとした最初の人物だという。合理的思考の最初の人とも言われている。さらに紀元前4世紀の力学の祖といわれる著名なアリストテレスは、タレスを哲学史の冒頭においた。

今日の多くは理性によって将来を設計することを行っている。これは地球上の生命体で人類だけがもつ特性だという。この特性を生かし我々は、過去の事物を正確に理解し、未知の将来を予言することで日々を営んでいる。📻📺💻📘🔧🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡

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