【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『悪ふざけ動画』の底流」から
2019/02/26
2019.2.25 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『悪ふざけ動画』の底流」から
安易な対応では別の問題が噴出する懸念も
飲食店やコンビニエンスストアでの悪ふざけ動画という不適切な動画の投稿が広まり問題となっているが、その背景についてコラムの著者は考察している。
◯飲食販売での現場に要因が
悪ふざけ動画は、食品を粗末に扱い、仲間で盛り上がったり、見る人をぎょっとさせたりなど、衛生面でも店の信用は落ちる。コラムの著者によれば、この悪ふざけ動画は3つの段階で不適切さを含むという;
- 食べ物への畏敬の念やそれを扱う事への責任感が欠如していること
- 仕事の場でのツール違反をわざわざ撮影すること
- 撮影した動画をネットで広く公開すること
であるという。企業は、上述の2と3の点に絞り込み、職場でのスマートフォン持ち込み禁止や損害賠償を求める姿勢を出すといったことになる。
しかし、問題はそう簡単ではないという。かりに動画が出回らない状態でも、小売業や外食業への信頼は戻らない。つまり、以前以上に裏で悪ふざけは続いているという疑念が払拭できないからだという。もとより、食べ物への敬意は子どもや若者の心に育むのは親や教師だけでなく、広く世間の大人たちの責務であろう。現実は販売に力を入れるあまり、残り物をどんどん廃棄し、事実上、バイトや社員のノルマとして無理やり買わせている。いつしか、命と一体である食べ物が、早く目の前から消えて欲しいものになってしまう。表面的な対応だけでは、根深い悪ふざけ動画問題は別の問題を引き起こすのではないか。🍴🍛📺📻📰💵💴💻📈💡🔎⚡️🌏
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