【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:カリスマが経営トップにいる代償」から
2018/12/23
2018.12.19 日経産業新聞の記事「眼光紙背:カリスマが経営トップにいる代償」から
経営トップには卓越したリーダーシップがいるが…
コラムの著者は、日産自動車の幹部にあったカルロス・ゴーン元会長に対する心理的プレッシャーについて触れている。
○反面、大きな代償が必要となる
企業のトップに卓越したリーダーシップが必要なことは反論の余地がない。だが、優れたリーダーを戴く企業はその代償を払わねければならないという。カルロス・ゴーン元会長を戴いた日産自動車はどうだったか。
経営危機を救ったカリスマに対して他の役員が物申す状況にあったか。会議で発言しようとしても、トップがより優れた考えを持っているに違いないと発言を控えなかったか。優れた経営者はたとえ 公正、無私であったとしても、他の役員を沈黙させるところはなかったか。
かつて日本IBMの社長を長年務めた椎名武雄氏は、若くして社長に就任したため、どうしても取締役会は椎名氏の独演会になりがちだったという。そこに、非常勤取締役としてノーベル物理学賞受賞者の江崎玲於奈氏が就任すると様子が変わったという。江崎氏がしばしば挙手をして椎名氏に反対意見を述べたため、自然と他の取締役も発言するようになり、取締役会が活気付いたという。あえて、空気を読まずに発言し、沈黙を打ち破ることこそ、コーポレートガバナンスの基本かもそれない。📉📈💡🔎⚡️🌏🚗🚕