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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:夢に終わった永久機関、失敗から学び人類の進歩へ」から

2018.10.16  日経産業新聞の記事「TechnoSalon:夢に終わった永久機関、失敗から学び人類の進歩へ」から

理想を立ててそれに向かって努力をすることが人類の進歩を支えてきた

コラムの著者 和田 昭允氏(東京大学名誉教授)は、誰もが一度は考える「永久機関」への夢とことごとく失敗の終わることで人類が得た大きな進歩について述べている。

◯人類が長い歴史で夢であった永久機関

  和田教授に限らず多くの方が永久機関について思い巡らし、挫折したことがあるだろう。私たちの祖先も同じで、人力や家畜によらず理想の動力として永久機関を求めてきた。物理学では、永久機関を、外部に対しては仕事をするが、それ自身は何ら変化を残さない装置をさすという。これには2種類あり、ともに実現不可能なことが理論的に証明されている。

第1種永久機関とは、外部に仕事をするだけで、他に全く変化を起こさない循環過程を行う動力発生装置のことである。これは熱力学の第一法則とよばれるエネルギー保存の法則で否定された。

第2種永久機関とは、1つの熱源から熱をとり、これを仕事に変えるだけで、他に何の変化も外界に残さない循環過程を行う装置を指す。これはエントロピー増大の法則によって否定された。

すでに、多くの物理学者がその存在を否定していたが、産業革命後、一般からの永久機関に対する需要が高まり混乱を起こす。19世紀に入り、熱機関のカルノーが1824年の著書「火の動力についての考察」で永久機関不可能お原理を提出して熱力学の基礎を作った。これが原理として熱力学の第一、第二法則として定式化された。こうして永久機関を実現しようとした試みはことごとく失敗に終わったという。

しかし、徒労に終わったわけではなく、人力によらない自動機械の実現に向かい、その過程で自然に関する認識が深まり、多くの物理学的・工学的発展に寄与した。 🔧🏢🏠🎓📖⚡️🌏happy01

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