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2017年10 月

【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:仮想通貨潰しの愚」から

2017.10.2  日経産業新聞の記事「眼光紙背:謝罪文化の未熟さ」から

中国政府の誤算になるのでは?

コラムの著者は、中国政府が人民元とビットコインを交換する仮想通貨取引所の閉鎖または人民元による取引停止という措置を決めたことに対して、果たして賢明な策であるかは疑問だという。

◯技術革新に背を向けて国の富は手に入らない

 国家による統制が重要な中国政府にとって、発行者がおらず、国境を越えて転々流通するビットコインはリスクに他ならない。政府や中央銀行コントロールが効かず自国の富や資本が仮想通貨を経由して海外に流出する恐れがあるからである。

だがmビットコインの流通は、ブロックチェーンなど最先端の技術を金融工学の天才たちが先導し、競争が加速している。いま、統制によってフィンテックの最先端技術に背を向ける方が、欧米に先行され、他国に富が奪われかねない。優秀な人材も中国国外に流出する可能性もある。

中国政府はこの誤算に何れ気付くだろう。💰🇨🇳🏢⚡️🌍happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:人の五感センサー、触覚のモデル化まだ困難」から

2017.10.6   日経産業新聞の記事「TechnoOnline:人の五感センサー、触覚のモデル化まだ困難」から

奥が広い触覚

コラムの著者 山﨑 弘郎氏(東京大学名誉教授)は、前回に引き続き、人間の五感をロボットなどで再現することを考察している。

◯他の感覚とは異なる能動性と人間のみが感じる感覚

 山﨑教授によると、ロボットのセンサーは人の五感をモデルとした人工物であるという。視覚、聴覚に関しては正しい。ただ、触覚は若干異なるという。

  • 対象物の有無;ロボットでも簡単な気候で実現可能
  • センサーの分布;指先のような多数のセンサーが集中するところと体全体。感度が異なる
  • 対象物に能動的に近づく;他のセンサーは受動型。動くことで対象物の表面の感触なども情報となる。なでることで、脳でイメージができる。
  • 触覚の情報そのものは他人とは共有できない;言葉による伝達が必要
  • 広く身体中に分布するセンサーで重量感や舌触り、肌触りといった感覚が生まれてくる。これは、使い勝手を決める
  • 握手などで浸しみやすさなどの人特有の感覚を伝える

以上のようにまだまだ未開拓でモデル化もさきであろう。🎓磠👫📖⚡️happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:謝罪文化の未熟さ」から

2017.10.2  日経産業新聞の記事「眼光紙背:謝罪文化の未熟さ」から

予定調和の記者会見は他国にはない

コラムの著者は、無資格従業員の検査問題の日産自動車、エアバックの大量リコールのタカタ、そして、海外の原子力事業の失敗での東芝とお決まりの謝罪記者会見に日本の資本主義の未熟さを感じると厳しい意見を述べている。

◯見慣れた光景は日本だけ

 白髪交じりの頭を下げ、45度の角度でお辞儀すを10秒。無数のフラッシュがたかれ、記者会見場にシャッター音が鳴り響く。

見慣れた光景だ。今回の日産自動車、タカタ、東芝と判で押したように謝罪を行い、決まって記者から経営責任をとれと迫ると、事態の収拾することで責任を果たしたいと答える。まさに予定調和の記者会見である。

欧米ではこう言った光景はない。経営に瑕疵があれば経営者は黙って辞任する。企業価値を大きく損ねたなら、株主代表訴訟で賠償を求められることもある。言い換えれば、ステークホルダーにとっては謝罪されても、お金は戻ってこないわけで、一銭にもならない謝罪は日本の資本主義の未熟さを表していると、コラムの著者は厳しい。📷🚗🏢⚡️🌍happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「西川英彦の目:『百人ビール・ラボ社』、ビール文化、顧客とシェア」から

2017.10 5  日経産業新聞の記事「西川英彦の目:『百人ビール・ラボ社』、ビール文化、顧客とシェア」から

メーカーと愛好家がオンラインでコミュニティーを維持

コラムの著者 西川英彦氏(法政大学経営学部教授)は、メーカーが顧客と新製品開発を目的としたオンラインコミュニティーを維持するのは難しいという。しかし、西川教授はこの難題に挑戦したサッポロビールについて述べている。

○作り手、飲み手、注ぎ手の3者が語り合えるコミュニティー

西川教授が取り上げたのは、サッポロビールが、ビール愛好者と共に運営する仮想会社「百人ビール・ラボ社」である。オンラインコミュニティーの維持が難しいと言われるのは、新製品開発には時間がかかり、複数の新製品に対応できず、顧客や愛好家との交流が常時できないからであるという。

 「ラボ社」は、2015年にオンライン上に創設された。愛好家は仮想の社員となり、商品企画部、広告宣伝部、人事部、総務部に属し、貢献に応じて昇進、4つの新しいビールを開発、完売までに至ったという。ところが、サッポロビール社内で、その後そもそもラボ社の活動自身が議論となり、一旦活動を中止した経緯がある。再検討し、単に開発までではなく、オフラインの場までビール文化を広める活動として再出発した。

その第一弾がサッポロビールの新入社員の懇親会にラボ社社員も参加するというイベントである。ラボ社は再入社した形式をとり、全員新入社員として参加することになった。さらに外食部を設置して、ビールも提供する飲食店も巻き込んだ。

こうして「作り手、飲み手、注ぎ手の3者が語り合えるコミュニティー」ができた。初の外食部会も札幌市内のビヤバーで開催。盛会になったという。外食部会は東京都、兵庫県などで予定され、新しい商品企画のレベルにはいると期待したい。🍺💡pc🌍happy01

 


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:内定式、青ざめる会社は」から

2017.10.2  日経産業新聞の記事「眼光紙背:内定式、青ざめる会社は」から

内定者が予定通りにきてくれるか気が気

コラムの著者は、内定式で人事採用担当が気が気でない出席率についてその背景について語っている。

◯内々定バブルで実際の採用人数との乖離が広がる

 コラムの著者が取り上げたのは今月1日に来春の新入社員の内定式のこと。多くの会社が、粛々と、内定の学生に対して採用内定書を提出し、企業に学生は内定承諾書を出すはずだが、内々定を複数の企業からもらい、1社に絞れずにこの日を迎える学生もいるという。そうなると、予定していた学生が内定式にこないことになり、空席が目立ち始めると、会社の幹部らがざわめき始め、採用担当者は青ざめることになる。

今更採用をかけても後の祭りで、再来年の採用で枠をひろげることになってしまう。内々定が増え、いわゆる、内々定バブルが膨らみ、実際の採用人数との乖離が広がることなる。

このような企業が就職戦線で混乱をおこすと、コラムの著者は指摘している。🎓🏢⚡️🌍happy01