【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:プラズマパネルとFCV」から
2017/10/12
2017.10.3 日経産業新聞の記事「眼光紙背:プラズマパネルとFCV」から
一方の技術に投資や人材が集中すると他方を振り切る
コラムの著者は、過去の技術革新の歴史から、海外でも話題が沸騰している電気自動車(EV)と燃料電池車(FCV)の競争について憂いている。
◯拮抗する技術ではシェアが大きな差をつける
技術の世界ではしばしば番狂わせが起こるという。
- 平面パネル:画質の良さを誇ったプラズマが液晶に駆逐され、プラズマに入れ込んだパナソニックの屋台骨を揺さぶった
- 携帯電話:PHSが携帯電話では高速データ通信が可能なネット時代の本命とみられていたが、携帯電話の爆発的な成長の前になすすべもなく、市場から撤退した
- 輸送機関としての馬:広大な米大陸の移動手段の中核は長らく馬車が担っていた。蒸気船や鉄道が登場しても馬の重要性は変化がなかったが、ひとたび内燃機関(自動車)の普及で馬の居場所はいなくなった。
このような拮抗した技術に勢いがついて投資や人材の投下が始まると、その技術が長足の進歩を遂げて、競合の技術を大きく引き離す。今話題の次世代自動車は、EVとFCVの競争で、英仏に引き続き中国もFCVではなく、EVを選択。日本勢は、かつてのプラズマ、PHSの二の舞にならないだろうかと危惧している。🐎📱🚘🚗⚡️
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