【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:現金受取サービス、ATMの可能性追求」から
2017/06/13
2017.6.8 日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:現金受取サービス、ATMの可能性追求」から
新しいサービスの起点に
コラムの著者 高岡 美佳氏(立教大学経営学部教授)は、セブン銀行ATMとセブンイレブンのレジで現金を受け取ることができる日本初の「現金受取サービス」について触れ、元来のATMとはことなったサービスの起点としての位置付けについて語っている。
○来春稼働に
しくみはこうだ。個人は電子メールなどで送金する企業が送付する番号をセブン銀行のATMに入力するだけで、紙幣の現金を受け取れる。硬貨についてはATMから出て来るレシートをレジに持って行き、現金で受け取るか、電子マネーにチャージするかを選択する。全国2万3千台のセブン銀行のATMで、原則24時間365日、10万円以下の現金を受け取れる。
今は、ATMは銀行や郵便局に口座を持つ人の入出金に使われている。しかし、企業に口座番号やクレジットカードの番号を知らせる煩雑な手続きを踏まずに送金を受けたいという消費者。スピーディーな送金で口座情報の管理コストを削減したい企業。この両者のニーズを同時に満たすのが今回のサービスというわけである。さらに、ATMを置いているコンビニにとっても、集客と他のコンビニとの差別化が可能となる。
このように、コンビニのATMが、いつの間にか、手軽な決済システムの窓口となり、新サービスの起点になりうることを示した事例だという。⚡️💰🌍
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