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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「風向計: 放送のネット同時配信、TV非保有層には需要」から

2017.2.7   日経産業新聞の記事「風向計: 放送のネット同時配信、TV非保有層には需要」から

放送と通信の融合の新時代

コラムの著者 奥 律哉氏(電通総研 メディアイノベーションラボ 統括責任者)は、かつて「放送と通信の融合」と呼ばれて久しい今となって、インターネットとTV放送の同時配信がカギとなり需要の変化がおこりうることを説明している。

◯TV放送のネット同時配信が実現したら

この仮定を置いて奥氏の所属する電通総研では利用者意識調査を2014年に行った。

結果は;

①同時配信の利用見込みが高いのは、10〜20歳代の若年層。その中の約1割を占めるTV非保有層では、30%が利用見込みがあるという。

②TV放送の視聴習慣がない層では、同時配信の見込み層も少ない。つまり、ネット同時配信はTV非保有層には代替としての潜在的なニーズはあるが、それ以上の「TV放送視聴習慣離れ」には有効でない。

③同時配信単体よりも見逃し配信が加わると利用傾向が高まるという。

つまり、自宅のTVで観られる番組をもれなくネット経由で視聴だきるシンプルなサービスが有効だという。しかし、実現には、設備投資コスト、権利処理、民放のTVビジネスとの整合が課題だと奥氏は指摘する。

ここにきて、放送と通信の新時代に向けTVの役割は何なのか、視聴者のニーズはどこにあるのかを再考する必要がありそうだ。🌍📺happy01

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