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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「眼光紙背:いでよ、日本版3M」から

2017.1.5    日経産業新聞の記事「眼光紙背:いでよ、日本版3M」から

自由な発想、開発で高収益な企業へ

コラムの著者は、米スリーエム(3M)と日本企業を比較し、マルチな才能を活かし、通り一遍の「選択と集中」でない企業経営について触れている。

◯マルチな才能活かしてこそ

コラムの著者は、歌手などマルチな才能で昨年注目を集めた星野源さん、マルチなプレーで成果を出したプロ野球選手の大谷翔平選手を引いてその共通性にまず注目している。

  • 星野源さん;話題となったテレビドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」のエンディングテーマを作詞作曲。さらに主役もこなす。エッセー「働く男」(文春文庫)ではベストセラー作家。
  • 大谷翔平選手;投手と打者の両刀遣いを評論家にプロ野球入団から揶揄されたが、投手で10勝、打者で22本本塁打という実績で跳ね返した。

両者の共通性は、「やりたいことは1つに絞り込めない」というものである。

企業経営では、逆に、マルチではなく、「選択と集中」で単独型にしようとする。確かに一時的な成功は納めたが、その後失敗の烙印をおされた。シャープの液晶一本足打法、東芝の半導体・パソコン・原発への資源集約であるが、いづれも失敗である。

社員の自由闊達さを重視し、自由な研究開発を促す米3Mは、マルチな才能を活かし、今も高収益企業である。果たして日本企業は?🌎🏢😃

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