【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「眼光紙背:中小企業の知財戦略」から
2016/08/25
2016.8.18 日経産業新聞の記事「眼光紙背:中小企業の知財戦略」から
大企業とは異なる中小企業の戦略
コラムの著者は、中小企業の特許戦略について、大手企業とは異なった経営環境と特許の有効活用について語っている。
◯中小の知財戦略はコア防御であり、マーケティング活動でもある
特許出願の件数の9割は大企業が占める。しかし、中小企業の場合、コア技術などを特許侵害から防衛するだけでなく、経営環境の厳しさが絡むという。
中小企業の場合は取引先からみた信用の獲得に特許出願が利用されるという。いわば、知財戦略は、マーケティング活動の一部だという。つまり、中小企業の特許出願の背景には、取引先開拓を余儀なくされる厳しい経営環境があり、さらに大手企業の下請けの見直しなどから、これまでの大手の知財体系の傘下から離れることも余儀なくされる。
休眠特許の課題があったが、このような厳しい経営環境で、中小企業の特許も休眠どころか、会社の命運を握る事態である。
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