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2016.6.28  日経産業新聞の記事「眼光紙背:中国スパコン、質・量で圧倒」から

米国のスパコン向け半導体の輸出禁止でも

コラムの著者は、スーパーコンピューター(スパコン)の開発で中国が大躍進していることについて触れている。

○国別設置台数でも米国を抜く

年の2回、計算速度のランキングを発表している「トップ500」の最新版(2016年6月発表)で中国のスパコンが1位と2位を占めたという。2013年6月から7年連続で中国が首位を走り、この分野で世界をリードしてきた米国も手が届かない状態である。

今回のランキングで初登場した最新機「神威太湖之光」の計算速度は、秒速9.3京(1京=1兆の1万倍)回で、3位の米国「タイタン」の約5倍、5位日本の「京」の約9倍の性能だという。

米国はすでにインテルやエヌビディアなどの半導体をたい中国向けには禁輸している。にもかかわらず、中国国内で開発したチップを使い、技術力の向上を見せつけた。

さらに衝撃的なデータは、上位500台の占める国別の設置台数である。速度で首位をこれまで明け渡したこともある米国だが、台数では圧倒してきた。しかし、中国は米国のそれよりも今回多かったという。

日本はこう言った性能競争とは異なり、省エネ性能を競う。「グリーン500」で「菖蒲(しょうぶ)」が3機連続の首位と検討している。差別化を明確にして、世界競争に打ち勝ちたいところである。camerahappy01

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