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2016. 2.9   日経産業新聞の記事「眼光紙背:シェアハウスで『お見合い』」から

農業体験ができるシェアハウスで、就労・定住・人口増の課題解決に?!

コラムの著者は、東京・渋谷の企業が運営する「婚活」をうたったシェアハウスの話題から地方での問題解決にヒントを与えている。

○共同生活が普段着の生活をチェックできる

古くは夏目漱石の「こころ」、漫画「翔んだカップル」、「めぞん一刻」など偶然同居した若い男女が恋に落ちる物語は多い。

 3年前に「婚活」をうたうシェアハウスが誕生し、定員260人の大規模住宅で、交際中のカップルは30組、結婚まで至った例は8例あると、運営会社オークハウス(東京・渋谷)は語る。

入居者が親しくなるイベントなども開催されるが、シェアハウスの最大の利点は、漫画などにあげたように、普段着が自然にチェックできることだという。

合コンやパーティーのようなイベントでは美男美女や場を盛り上げる人、話が面白い人が関心を引きやすいが、外見や話術は結婚生活には大した意味を持たない。むしろ、普段の生活で気遣いができ、長く一緒に暮らす相手としての要素は共同生活に自然に現れるという。

自治体などの就活イベントが増えたが、「農業体験ができるシェアハウス」といったアイデアも、婚活の一環として有力ではないかと、コラムの著者は勧めている。地方での就労、定住、人口増に引いてはつながるからだ。pchappy01

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