【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:生活者は『最適化』目指す」から
2015/06/13
2015. 6.9 日経産業新聞の記事「眼光紙背:生活者は『最適化』目指す」から
20世紀は最大化の時代、21世紀は最適化の時代
コラムの著者は、伊藤忠ファッションシステムが報告書を公開した『フューチャーアスペクト 生活者の気分’15間(あわい)を感じる』で調査と取材で5年後を予測しているが、生活者の変化についてふれている。
○志向の変化
これまでの企業や個人が追い求めたのは最大化の志向であり、今後は最適化の志向に変わるという。個人もまた、それぞれ最適化した豊かさを求めるようになるという。経済成長を知らない世代の台頭がその背景にあるという。
- 縮小傾向ではなく、多様な居場所や価値を求める
- 一人で複数のネットワークやコミュニティーに属する
- 閉じた職場で地位や権限を無理やり最大化するよりも、複数の居場所を持ち、それぞれの場で最適化することで、個人の魅力や能力をマルチに発揮できる
- 人生設計も特定のモデルを追うのではなく、いろいろな特性や強みを自分で編集して身につける
- 組織や社会が多様化する
というように生き辛さは減るように見える。ただ、五輪では一致団結や規律が称賛される可能性もある。社会の硬直化と統制主義だけは排除しなければならないと、コラムの著者も指摘している。
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