【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:第4次産業革命、日本、官民挙げ先導役に」から
2015/06/17
2015.6.12 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:第4次産業革命、日本、官民挙げ先導役に」から
「物質」・「エネルギー」・「情報」のつぎは「知識(化)」
コラムの著者 志村 幸雄氏(技術評論家)は、ドイツが一昨年、産官一体でICTによる製造業の革新を図る「インダストリー4.0」構想を打ち上げたことに由来して、日米中も巻き込んだ第4次産業革命という用語について語っている。
○人類は過去2世紀半で3次にわたる産業革命を経験した。
- 第一次産業革命;英国が起点。ワットによる蒸気機関の発明から機械工業、紡績工業、鉄鋼業が近代化工業生産を進めた
- 第2次産業革命;19世紀後半、米独を中心に展開。電気、化学、自動車などの新技術が牽引。そこでは電気エネルギーの利用が工業の近代化、生産の合理化につながった。
- 第3次産業革命;第二次世界大戦直後のコンピューターの発明とマイクロエレクトロニクスの長足の進歩で、生産の自動化、大量生産時代の幕開けとなった。
では、第4次は何か?多様なセンサーやロボットに加えて、すべてのモノをインターネットにつなぐ、Internet of Things (IoT)で、生産管理や受発注の最適化を行いながら完全自動化を図る。同時に、ビッグデータ解析や人工知能の利用で、個別生産や多種多様少量生産が可能となるという。
これらは、第一次から並べると、「物質」・「エネルギー」・「情報」となり、IoT時代は「知識(化)」だという。ここに、日本が全力を集中すべきテーマがある。
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