【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:サッカー支援で一党独裁延命?」から
2015/03/21
2015. 3.17 日経産業新聞の記事「眼光紙背:サッカー支援で一党独裁延命?」から
全面的な改革の深化が目的?
コラムの著者は、少し深読みかもしれないが中国でのサッカー教育のテコ入れの背景について考察している。
○他のスポーツ選手が嫉妬する支援
米プロバスケットボールNBAの元選手やバレーボールの元中国代表があからさまに嫉妬を口にするほど、習近平総書記が率いる共産党の「全面的な改革深化のための指導グループ」が2月に採択した「中国サッカー改革総合プラン」に対しての不満である。
なぜ、サッカーなのか。指導者の習氏がサッカー好きであるのは周知の事実だが、社会的な影響を考慮しているという。つまり、相手を尊重し、フェアプレーに徹するサッカー精神は今の中国に必要だとし、地元チームを応援することが社会的な安定をもたらすという。産業革命時代、英国では都市で働く農民が増え、その地域の一体感を高めるのにサッカーが一役買ったという事実もある。
さらに、サッカーはグランド内で審判が絶対的な権威を持つ。サッカー精神を植え付けることで、共産党一党独裁の延命を、審判の権威になぞらえているといるのではないかと、少々、コラムの著者は深読みしている。