【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:変わらない営み」から
2015/03/17
2015. 3.12 日経産業新聞の記事「眼光紙背:変わらない営み」から
震災後ビジネスの立ち直りの原点
コラムの著者は、有名なレストランの主人の目を通して、大震災後の変わらない営みについて触れている。
○賄い料理が表メニューに
コラムの著者の言葉では、30年近く前にアルバイトをしていたフラメンコが見られるスペイン料理店で、かつては賄い料理であった「カレー」がいつしか表メニューとなって登場していることに少なからず感慨をもっている。
店自身の佇まいは変わらない。ただ、東日本大震災後、原発事故でスペイン人ダンサーが急遽帰国、目玉のショーが3ヶ月開催できない事態となった。さらにそれを楽しむ「はどバス」ツアーの観光客も戻らなかったという。需要の蒸発、物流の混乱、自粛ムードで震災後のビジネスが極めて厳しかった。
だが、この店の店主は視点を変えたという。はどバスが減った分、客席を150席から120席に絞り、お客さん一人一人ともっと向き合うことに心がけたという。
大震災でいろんなものが変わった。人の働き方も朝型勤務や採用抑制で苦戦の末、リベンジ転職。そして4年。変わっていないのは、再帰的だが、「よりよく変わろう」という人間の営みだとコラムの著者は感慨深けである。
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