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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「ネーミングNOW:スマホ向け新需要『チェキ』復活」から

2015.3.24   日経産業新聞の記事「ネーミングNOW:スマホ向け新需要『チェキ』復活」から

ネーミングの復活

コラムの著者 ネーミング&コピーライターの岩永嘉弘氏は、富士フィルムのインスタントカメラで使われた「チェキ」のネーミングの復活について語っている。

○ネーミングに意味を広げた商品

撮ったその場で写真が楽しめる富士フィルムの『チェキ』。つまり、その商品コンセプトが別の展開で使われたからである。スマホ向けプリンター『スマホ de チェキ』はチェキを復活させた事例であるという。

Check it(覚えてね、記憶しておいてねの意味)が ネイティヴの発音だとチェキに聞こえることからきたネーミング。今は、カメラはデジタルカメラの全盛時代。さらにその座は、スマーフォンに変わり、撮りためたけど二度と見ない、といった人が増えてきたという。そこで、やっぱり、プリントしてみたいとの要望で、仲間で盛り上がることから、10歳台の少女たちにチェキ人気に火がついたそうだ。その中で、スマホで撮った写真をその場でプリントしてみたいといった要望が増え、それに応えた商品が、『スマホ de チェキ』である。チェキはもはやインスタントカメラの概念になり、新しい商品のネーミングともなった。cameramobilephonehappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『遠隔臨場感』と雇用の未来」から

2015. 3.23  日経産業新聞の記事「眼光紙背:『遠隔臨場感』と雇用の未来」から

医療や工場の現場の雇用は?

コラムの著者は、指や腕の動きを感知する生地を帝人と関西大学が開発したとの発表を受けて、遠隔臨場感の技術を通じて現場での雇用について語っている。

○テレイグジスタンス(遠隔臨場感)のもたらすもの

新技術のポイントは、力を加えると電気エネルギーを発生する繊維にあるという。つまり、この生地で医師の服や手袋を作ればICTの発達で、医師の動きに合わせて遠く離れたところにあるロボットが患者を手術することも可能となるという。

国境を越え、他の国の病院の患者を「遠隔手術」することも夢ではないという。となると、手術を行う医師の腕が注目されることになる。技量のある医師は世界中から引っ張りだこになり、そうでない医師は淘汰されることになる。

医療現場だけでなく、工場の生産現場でもテレイグジスタンスを使う実験が進められている。工事現場の建機を部屋の中から操ることや、工場の組み立てラインの作業を、ロボットを遠隔操作することでこなせるようにもなろう。

日本の工場の組み立て作業を新興国の労働者が自国にいながら遠隔操作で受け持つこともありえる。この新繊維の開発はそこまで雇用環境に影響を与えるかもしれない。必ずしも良い夢ばかりではない。paperhappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:学生の育成、地域の大学・企業交流密に」から

2015.3.20  日経産業新聞の記事「TechnoOnline:学生の育成、地域の大学・企業交流密に」から

経済成長の鍵は教育にあり

コラムの著者 新田 義孝氏(四日市大学)は、スペインでの海外研修、米国の教育界の動きから日本での教育と就業について語っている。

○スペイン、米国での教育

海外研修で新田氏はスペインの教育問題に関する講義を受け、学校を途中でドロップアウトしたり、大学も留年が多いという。米CNNの番組で、大学の大規模化や施設の充実が進み、多くの有名大学が生まれたが、経済バブルが弾けると学生の就職難が生まれたという。大学卒業後、良い働き口が確保しにくい、借金をして進学しても返済が困難という現実問題が多いという。そんな中、MOOCのようなネットでの無料大学講座が生まれた。もはや進学しなくても一流の講義をパソコンとインターネットで受講できる。一方で理系の実験や実習、研究室で頻繁に討論することで優秀な学生を育てることも、より重要になると新田氏は示唆している。

日本の大学では、学問が就業上の条件と捉える旧来の考えに縛られている。一方で、学生にとって就職は人生の価値であり、それを成就するために高等教育が必要という考え方の方が自然ではないかという。起業体験やインターンシップもそれに即している。buildinghappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「西川英彦の目:成功モデル見直し、プリンターあえて大型タンク」から

2015.3.19  日経産業新聞の記事「西川英彦の目:成功モデル見直し、プリンターあえて大型タンク」から

新興国販売で学んだビジネスモデル

コラムの著者 西川英彦氏(法政大学経営学部教授)は、いわば「替え刃モデル」であったプリンター販売のビジネスモデルを見直したセイコーエプソンの戦略について語っている。

○替え刃モデルの限界

替え刃モデルとは、カミソリ本体価格を低く抑え、消耗品である替え刃で儲けるといったビジネスモデルである。ゲーム機や携帯電話などで今も使われているビジネスモデルである。

ビジネス向けプリンター事業も御多分に洩れず替え刃モデルが横行していた。同社は新興国でこのビジネスモデルで失敗をした。要因は、交換インクの販売店がまず現地では少ない上に、インク代が負担となって、違法な改造によるインクの充填装置を取り付けるところが出てきたという。違法行為を訴えてもイタチごっこで先に進めず、業績が悪化したという。

そこで替え刃モデルに見切りをつけ、あえて、交換インクの不要で、充填タンクを初めから装備したモデルを新興国で投入した。確かに、初期費用が高いがランニングコストは大幅にさがることが認められ、さらに違法な改造をしなくて済む。さらに交換インクの生産から廃棄までのエコサイクルを組まなくても、二酸化炭素の排出を96%削減でき、これも買い手に評価されたという。

同社は、替え刃モデルと決別することで新しいビジネスモデルを得て、新市場を獲得し、創造のサイクルを得た。memohappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:大田区の中小、『隠れた優良』へ」から

2015. 3.18  日経産業新聞の記事「眼光紙背:大田区の中小、『隠れた優良』へ」から

目指す高シェアと高収益性

コラムの著者は、東京都大田区の中小企業20社の挑戦について語っている。

○目指す世界の隠れた優良企業

この約20社は4月に欧州市場勉強会を発足させる。目的は、隠れた優良企業を目指すこと。つまり、技術もシェアも高く、しかも収益性も高いという世界で優秀なスイスやドイツの中小製造業をモデルにして勉強するという。

行政や業過団体も動く。大田区産業振興協会はスイスのヴォー州と連携し、互いの企業が1ヶ月無料で創業支援施設を利用できる体制を作った。年明けに大田区の企業がスイスを訪ねているという。

独NRW州経済振興公社の日本法人社長を招き、インダストリー4.0の研究も始めた。生産設備をICTで効率よくつなぎスマートファクトリーを狙う。この仕組みは多くの中小が仕事を分担しながら部品を作り上げる同区の構造にはうってつけである。

中小企業が減るのは同区だけの問題ではなく全国規模である。ここにICTを有効活用できれば、この減少も歯止めとなり世界への飛躍となるかもしれない。hotelhappy01