【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:シャープ、急膨張の副作用」から
2015/03/11
2015. 3.9 日経産業新聞の記事「眼光紙背:シャープ、急膨張の副作用」から
デジタル製品のコモデティー化で採算悪化
コラムの著者は、シャープの経営がまたしても迷走し始めていると警告している。その背景は、デジタル製品のコモデティー化が背後にあることで、同業界のソニーやパナソニックと同様厳しい経営環境であるが、動きが鈍い点が気にかかるというのである。
○身の丈を縮める必要もありか
ソニーやパナソニックと違い、その動きは鈍いシャープ。経営再建中であれば、機動的で小回りのきくプロジェクトをこれまでの同社のヒット商品と同様に推進すべきだと、コラムの著者は指摘する。シャープな長年研究開発部門で「緊急プロジェクト」という制度があり、全社横串で資金や有能な人材を集める「特権」を与えるものである。かつてのザウルス、液晶ビューカム、さらに液晶テレビが緊急プロジェクトであったという。これはどれもヒットした。
しかし、今のところ緊急プロジェクトでの商品・サービスがこの時期に聞こえてこないことが迷走の原因かもしれない。
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