【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:トヨタ式はベイズ流」から
2014/08/01
2014. 7.28 日経産業新聞の記事「眼光紙背:トヨタ式はベイズ流」から
トヨタ式の基本思想
コラムの著者は、トヨタ式経営をまとめる際に、「見える化」、社員の「考える力」や現場の「改善力」ではなく、その基本的思想がまだあるのではないかと語っている。
○阪神大震災での紙おむつ支給
豊田英二氏が関係会社が阪神大震災で被災したときに「紙おむつを持参したと聞いたから、トヨタはまだまだ大丈夫と思った」と語ったという。被災先では、現地の社員も家になかなか帰れない。小さな子供を持つ社員のために気を利かせて紙おむつを渡したという話だが、その背景思想がこれまで、コラムの筆者には謎だったようだ。
それは、ビッグデータの解析に使われるベイズ統計学だという。意思決定の際に成功・失敗などの確率を見積る場合、事前に得ている経験値を新たな情報として修正していくものである。重要な基本思想は、それをどんどん修正していくということだという。
状況に応じた柔軟な経営思想が、客観化、数値化が難しいトヨタ式経営を説明できるのではないかと、コラムの著者は述べている。
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