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2014.5.20  日経産業新聞の記事「TechnoOnline:えせ科学見極め、日常の数値と比較する」から

理科知識を超えた場合数値で理解することも重要

コラムの著者 新田義孝氏(四日市大学)は、これまで、一見科学的と思われるが、内容は不確実である事柄に対して、我々はどう接すればよいかについて語っている。

○3つの事件

  • 2000年ごろ学校の道徳教材に使われた:
    • 「水を凍らせるとき、感謝の心でありがとうと言葉をかけると美しい結晶をもった氷ができ、ののしると、くしゃくしゃの氷ができる」
  • コンピュータゲームに熱中しすぎると、脳の発育に影響を及ぼす:
    • 2002年にこの種の本が出版。ただし、科学的にきちんと証明されていない仮説だと批判を浴びた
  • 1999年テレビ報道:
    • 「所沢市産の野菜から高濃度のダイオキシンが検出された」と放送された。しかし、報道された件も内容が不正確であった。このデマによる農家などの経済的なダメージは大きかった。

さて、何れも、一見科学的に見えるが、真偽を確認するとえせであった。これからの情報に惑わされないためには、少なくとも中学の理科知識をきちんと身に着けた上で、日常生活での体験を数値で理解することも重要だとに新田氏は指摘している。たとえば、日頃被曝している自然放射能線量、航空機のパイロットやキャビンアテンダントが被曝している放射線量を知っておくと、原発事故での被曝がどの程度恐れればよいか判断材料になるという。happy01

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