【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:ネットの学習コンテンツ、草の根から新世界広がる」から
2013/10/12
2013.10.9 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:ネットの学習コンテンツ、草の根から新世界広がる」から
ネット上で広がる草の根教育
コラムの著者 岩崎博論氏(博報堂ブランドデザイン ステラテジックプランニングディレクター)は、草の根で始まったネット上の学習コンテンツが米国で発展し始めていると述べている。
○「カーン・アカデミー」
米国ボストン在住のサルマン・カーン氏がネットを使って遠隔地に住むいとこに数学を教えていたことが契機となり、発展したもの。当初はヤフーのお絵かきサービスで数式を書きながら教えていたという。他の親戚や友人に評判が良かったので、この手書き講義を録画してYouTubeで投稿した。その後アクセスが急増して、カーン氏は勤め先を辞めて、この講義ビデオを配信するためのNPOを創った。今では一大教育サイトとなっている。
○「コード・アカデミー」
JavaScript、PHPといったプログラム言語をチュートリアル形式で段階的に学べる。20~30分程度で終了する課題に取り組みながら、学習できる。
○「インストラクタブルズ」
ものづくりを学べるもので、チュートリアルはユーザの投稿で、電子工作、料理、スポーツ等あらゆる物事の「やり方」が紹介されている。投稿には他者のコメントも書き込め、感想も共有されている。米CADソフトの大手オートディスクに買収され、3Dプリンターなどのデータも充実しているという。
米国の草の根教育サイトは、無料から始められ、学習の単元が小さく分割されていること。好きな時間に好きなところから始められること。日本にはまだ数少ないが今後成長が期待される分野だ。
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