【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:新しいSNSの潮流」から
2013/07/06
2013.7.2 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:新しいSNSの潮流」から
『時限化』するソーシャルメディア
コラムの著者 岩崎博論氏(博報堂ブランドデザイン ステラテジックプランニングディレクター)は、新しいSNSの潮流が沸き起こっているという。キーワードは『時限化』。
○米ツイッターが展開する最大6秒動画投稿サイト『Vine(ヴァイン)』
これまでのYouTubeのような動画投稿サイトでは、動画の撮影と投稿、閲覧、共有はPCなどが主で、しかも投稿動画に時間的な制限は事実上ない。しかし、ヴァインは、最大6秒という動画を撮影して、仲間と共有できるサービス。ツイッターと連携して、特定のユーザをフォローしたり、されたりできる。
これまでの動画投稿サイトとの差異は、
- 短い時間内でも興味深い多様な動画コンテンツができる
- 利用できる端末をスマートフォンに限定
といった、刹那的、時限的なSNSである。
○閲覧時間が10秒の写真共有サイト『snapchat(スナップチャット)』
指定した宛先に画像とともにメッセージが送れるSNS。興味深いのは、閲覧が出来る時間が最大10秒で、これを超えると、画像は自動的に消滅し、2度と見ることができない。『どうせ消えるのだから』と適当に撮った写真や悪ふざけの写真を気軽に送って共有できる。ことらも、刹那的で、時限的なSNSである。
写真は、アナログからデジタルに移行しても、これまでの常識は、『残す』ことが前提であった。しかし、スナップチャットは、この常識を覆し、『時限写真』という新しいジャンルに挑戦している。
岩崎氏が言うソーシャルメディアの『時限化』は新しいネットの可能性を引き出しそうだ。
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