【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:科学技術力、日本後退か」から
2013/07/05
2013.7.2 日経産業新聞の記事「眼光紙背:科学技術力、日本後退か」から
世界レベルへのスピードアップの改革必要
コラムの著者は、先週閣議決定された今年度版の科学技術白書で日本の科学技術力の低下傾向を見て、改革のスピード不足を憂いている。
○欧米中国との格差
日本企業の国際競争力からだけでなく、世界の先頭集団の中で比べると伸び悩み、後退しつつあるような傾向がうかがえると、深刻である。研究論文の質と量において世界シェアが低下、研究費は中国に抜かれた状態にある。若手や女性研究者の抜擢などが進んでおらず、研究支援者も不足している。さらに研究テーマに至っては、成功するかどうかわからないが、達成できれば影響の大きなハイリスクな研究が進んでいない。
コラムの著者が指摘するように、これらの対策は数年前から課題として認識され、徐々に改善はしてきている。問題はその実行スピードで、これまで以上にスピードアップを図らないと、落伍する可能性があるという。どこまでこれが加速できるかが、科学技術政策の現時点での課題である。
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