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2013.6.18   日経産業新聞の記事「ネーミングNOW:パッケージが冗舌なワケ」から

景気低迷による需要縮小が原因

コラムの著者 ネーミング&コピーライターの岩永嘉弘氏は、長めのネーミングのワケについて解説している。

○長いネーミングの流行

  • ミツカン:『カンタンいろいろ使えま酢』(食酢)
  • 桃屋:『辛そうで辛くない少し辛いラー油』(ラー油)、『スープがおいしいカレー鍋の素』(鍋だし)
  • 日清紡ペーパープロダクツ:『シャワートイレのためにつくった吸収力が2倍のトイレットペーパー』(トイレットペーパー)
  • ダイヤモンド社:『もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーの「マネジメント」を読んだら』(ビジネス書)

など、最近あらゆる分野で長いネーミングが流行っているようだという。つまり、長い名前が書かれているラベルや包装が広告塔となって自己主張しなければ、需要縮小の競争で勝ちえないといった背景があるようだ。景気が悪いと商品の開発数は増え、1商品にかける広告費が小さくなり、中には広告してもらえない商品もでてくるという。

こうなると店頭で体を張って広告するしかない。これが、パッケージの広告化であると岩永氏はいう。個別商品も一所懸命に魅力的な語り口になる必要がある。happy01

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